2017.08.02

40得点28リバウンドの大活躍を見せた岐阜女子のディヤサン、力の源は「ママからもらったタオル」

ゲームを支配した岐阜女子のディヤサン [写真]=山口剛生
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 8月2日にあづま総合体育館で行われた、平成29年度全国高等学校総合体育大会 バスケットボール競技大会(インターハイ)の女子決勝。岐阜女子高校(岐阜県)は桜花学園高校(愛知県)を相手に序盤でリードを得ると、最終スコア61-55で勝ちきり、インハイ初優勝を遂げた。

 40得点28リバウンド4ブロックの大活躍でチームをけん引した、190センチのセネガル出身留学生、バイ・クンバ・ディヤサンは試合後の取材で、「すごくうれしいです」とコメント。「コートに入る前にみんながサポートしてくれて、いつも『クンバがんばれ』と言ってくれて、『よし、がんばろう』という気持ちになれます」と、周囲の人々への感謝を述べた。

「(安江満夫)先生を笑顔にさせたいと思ってがんばりました」と、コーチへの想いを語ったディヤサン。「先生からいつも『クンバは点を取るけど、リバウンドはまだまだだから、リバウンドをがんばりなさい』と言われていました。今日はリバウンドをいっぱい取れて、うれしかったです」と語り、「先生が、『クンバは50点取れるよ』、『クンバはもっともっとできる』と言ってくれる。先生はいつも自分を見てくれて、自分も『もっとできる』と思えます」と信頼を口にした。

 また、母国で暮らす母親の存在についても言及。「ママといつも電話していて、昨日も電話しました。『どうしよう、明日決勝』と言ったら、ママが『がんばれ、大丈夫』と言ってくれました」と話すディヤサンは、2月に帰国した時に母親からもらったタオルを話題に取りあげた。「ピンク色でハートの柄で、『SPECIAL DAYS』と書いてあります。インターハイの決勝が1番のスペシャルデーだから、決勝でだけ使おうと思いました。そのタオルを見て、『誰にも負けない!』と思いました」と、母親からの贈り物が原動力となっていたことを明かした。そのタオルを国体(国民体育大会)やウインターカップ(全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会)で使うか問われると、「決勝で使います」と笑顔を見せた。

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