2020.05.06

【#おうちWEEK企画】Bラボメンバーが描く「金丸晃輔選手の魅力 ~手が震えるほどの興奮~」

アルバルク東京のキイしいディフェンスをかいくぐり金丸晃輔が覚醒 [写真]=B.LEAGUE
バスケットボールキングラボ会員

※バスケットボールキングのオンラインサロン『Bラボ』のメンバーによる記事です

文=はちみつまい(Bラボ)

「神丸神丸神丸神丸神丸神丸…」#金丸晃輔

2019年10月27日16時47分。
タイムアウト中、右手の人差し指が思うように動かなかったから手にぐっと力を入れて…つぶやいた。

B1第6節、アルバルク東京vsシーホース三河の試合を観戦するために、10月26日に名古屋から立川立飛へと向かった。新幹線とJRとモノレールを乗り継いで、2時間40分。時間をかけても行くのには理由があった。

今回の席は…たまたま譲ってもらったコートエンドの最前列。
すぐ左側には三河のベンチがあった。初めて座る最前列。
(席とコートとの距離が近く感じる)
(選手の顔がまともに見られない)
ドキドキして緊張したけれど…。
試合が始まれば、ハリセンとカメラを持っていつもの戦闘体制へ!!

ゲーム1はアルバルク東京が先勝した。
負けは悔しかったけれど…。
アルバルクファンから「金丸いいよねー」って言われて
(でしょでしょでしょ。もっともっとすごいよ)って思いながらニヤけた。

2日目のチケットはなかったので、観光して帰ろうと思っていたけれど…。
「明日のチケットあるよ!! よかったら譲るから行こうよ!」
Bラボの食事会でメンバーから譲ってもらい、27日も観戦できることになった。

2019年10月27日。
第1クォーターから金丸選手は、スリーポイントやフェイダウェイシュートなど積極的なプレーで、2ケタ得点の大活躍。前年度王者のA東京は、激しいディフェンスと連係の取れたオフェンスで点数を重ねて、三河が10点ビハインドで後半戦を向かえた。

相手のファウルトラブルもあり、第3クォーターからじわじわ点数を縮めていく三河。ラスト7点差残り5秒。オトゥーレ選手のスクリーンを使って、熊谷選手から金丸選手へのパスが通り、リズム良くシュート!!! 73対68で第4クォーターへ突入する。

運命の第4クォーター
ビハインドが続いていた三河が、金丸選手の2連続スリーポイントでついに逆転!!
もう…落ち着いてはいられなかった。
しかも、ずっと観たかったエレベータースクリーンを使っての得点だった。

「神丸神丸神丸神丸神丸神丸…」#金丸晃輔
手が震えていた…。

シーソーゲーム。1本シュートが入るたびに、アリーナはすごい歓声に包まれていた。慌てないようにペースダウン(だと思う)…両手の手のひらを床の方にプッシュして長野選手に何かを伝える金丸選手。ディフェンスに来るマークマンを引き付けて、ノーマークになったJR選手やガードナー選手にアシストパス。状況判断も的確でとにかく集中していた。

(どうにかしてほしい…勝ちたい)
目の前の金丸選手に心の中で願った。王者の激しいディフェンス。
それでもシュートを決め続ける姿に、胸と目がアツくなった。

アルバルク東京も、三河のパスミスやディフェンスの連係ミスを見逃さずに得点する。大事な場面でのミラン・マチュワン選手のスリーポイント。そして田中大貴選手の残り55秒でのスリーポイントは、とどめを刺された気分になった。
王者は隙がない。簡単には勝たせてくれなかった。

結局試合には負けてしまったけれど…。
金丸選手のスタッツ
35得点 3ポイント成功率71.4%(5/7) フリースロー成功率100%(8/8)

<金丸選手の魅力:プレーの振れ幅>
金丸選手と言えばシュート。いったん入りだすと、タフショットでも相手にファウルされながらでも決めてしまう。ボールを要求している姿と、頬がポッとピンク色になってイキイキした表情は何度でも見たくなる。

「金丸にボール渡すなーー??」
「入れないでお願い…」
「もうしょうがない」

相手チームのファンがそう言っているのを、聞いたことがある。
でも、コンディション、チームの状況、メンバーとのタイミング、相手ディフェンスのプレッシャー。いろんなことが重なって、いつもその姿を見ることはできない。

ゾーンに入った時の金丸選手を見ることができた時は、興奮!!!!!![写真]=B.LEAGUE


チームプレーから生まれるシュート。今日は爆発するかなぁという期待にムネを膨らませて…ゾーンに入った時の金丸選手を見ることができた時は、

興奮!!!!!!

気持ちが高まる、声を出さずにはいられない、手が震える。体に変化が…。
一度見たら当分忘れられなくて、そのプレーの振れ幅がたまらなく……いい!!

2020年2月17日の宇都宮ブレックス戦は7本連続3P成功で19点差ビハインドから接戦となった。金丸選手自身もゾーンのような感覚を感じていたとのちに取材で語っている。2020年3月15日の横浜ビー・コルセアーズ戦は3P11本成功。
Bリーグタイ記録、キャリアハイを更新した。

もう難しいよね…って少し弱気になってしまった気持ちを、まだいける。勝てる。勝ちたい!! って気持ちにさせてくれる。
一本のシュートで…予想をはるかに超える刺激と、胸にしまっておけないくらいの感動をファン・ブースターに与えてくれる。
来シーズンも、チームのエースとして、そして日本代表として活躍する金丸選手が見てみたい。

手が震えるほどの興奮を。
最高の興奮を味わうために。

大好きなプロバスケ選手#14 金丸晃輔

来シーズンも、チームのエースとして、そして日本代表として活躍する金丸選手が見てみたい [写真]=B.LEAGUE

おうちWEEKのバックナンバー

BASKETBALLKING VIDEO