2020.10.23

東西の1位が激突する今節屈指の好ゲーム、両チームの得点源をどう抑えるか

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

シーホース三河 vs 富山グラウジーズ(@ウィングアリーナ刈谷)
 第1戦:10月24日14時5分 第2戦:10月25日14時5分

 東西の地区1位同士が早くも激突。開幕から好調をキープするシーホース三河が、4連勝で東の首位に躍り出た富山グラジーズをホームに迎える。今節屈指の好カードだ。

 三河は前節、京都を今シーズン最多得点で圧倒。金丸晃輔の21得点に目が行くものの、新外国籍選手も活躍した。初先発したカイル・コリンズワースは積極的なドライブやリバウンド参加で11得点、8リバウンドを記録。211センチのシェーン・ウィティングトンも3本の3ポイントシュートを含む14得点で強みを発揮した。また長野誠史も守備で圧力をかけ続け、前半で試合の大勢を決めることに貢献してみせた。

 一方、富山も前節、新潟を相手に快勝した。ここまで最初の10分でリードあるいは同点であれば、6戦負けなし。リーグNo.1の攻撃力(平均91得点)にスイッチが入れば、破壊力は凄まじい。さらに浜口炎ヘットコーチの下、ディフェンスに力を入れているように、ここ4試合の平均失点は65.5を記録。開幕から先発起用に応える、ルーキー松脇圭志の好守が流れを作り出していることも注目に値する。

 両チームともに得点ランキングで1位タイ、三河のダバンテ・ガードナーと、富山のジュリアン・マブンガというオフェンスの横綱がいるだけに、この2人をケアしつつ、それ以外にどんな守備を講じるのか。三河は相手の宇都直輝にコリンズワースらをマッチアップさせて、推進力を与えたくない。対する富山は相手の金丸に松脇か、前田悟をマークにつかせて、ボールを持たせないプレッシャーが必要だろう。

文=大橋裕之

■ロスター
・三河(ヘッドコーチ:鈴木貴美一)
川村卓也
柏木真介
カイル・コリンズワース
長野誠史
高橋耕陽
熊谷航
金丸晃輔
根來新之助
シェーン・ウィティングトン
加藤寿一
シェーファーアヴィ幸樹
ダバンテ・ガードナー

・富山(ヘッドコーチ:浜口炎)
リチャード・ソロモン
山口祐希
阿部友和
水戸健史
宇都直輝
前田悟
松脇圭志
橋本晃佑
城宝匡史
ジュリアン・マブンガ
ジョシュア・スミス
岡田侑大

この試合の他の記事

BASKETBALLKING VIDEO