2021.10.21

【広島vs京都】好調を維持する広島…ガード陣の躍動が京都撃破のカギ

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

広島ドラゴンフライズ vs 京都ハンナリーズ(@広島サンプラザホール)
第1戦:10月23日15時35分 第2戦:10月24日15時35分

 大型補強が実り、開幕3連勝の好スタートを切った広島ドラゴンフライズ。前節の三遠ネオフェニックス戦も連勝を飾り、まだ3節しか消化していないとはいえ西地区2位につけている。三遠戦はアイザイア・マーフィーが戦列を離れて迎えたが、今シーズン初出場となった船生誠也が第1戦で5アシストと持ち味を発揮すると、第2戦では辻直人が28得点、青木保憲が5アシストを挙げた。そして、寺嶋良がここまでの6試合中5試合で2ケタ得点をマークしていることは何よりも頼もしく、移籍組の躍動が確実に勝利を呼びこんでいる。

 対する京都ハンナリーズは、開幕節第2戦から前節の滋賀レイクスターズとの第1戦まで、実に4試合連続で1点差決着という大熱戦続き。滋賀との第1戦は開始3分でデイヴィッド・サイモンが負傷した穴を、19得点のワース・スミスと20得点の鈴木達也が埋めて滋賀を追い詰めたが届かなかった。そしてサイモンが欠場した第2戦は第3クォーターに大きく水を開けられて23点差の完敗。満田丈太郎加藤寿一も出場できず、秋山皓太がインジュアリーリスト入りと苦しい状況で、スミスの退団も発表された。京都は早くも我慢の時を迎えている。

 そんな苦境でも京都が広島に優っているのがターンオーバーの少なさ。リーグで3番目に多い1試合平均15.5個の広島に対し、京都の同8.8個はリーグ最少。現在4試合連続でスターターを務めている會田圭佑が、昨シーズンの同僚である寺嶋のミスを誘うことができるか。

文=吉川哲彦

■ロスター
・広島(HC:カイル・ミリング)
寺嶋良
トーマス・ケネディ
朝山正悟
辻直人
青木保憲
アイザイア・マーフィー
船生誠也
グレゴリー・エチェニケ
チャールズ・ジャクソン
柳川幹也
ニック・メイヨ

・京都(HC:小川伸也)
會田圭佑
久保田義章
内田旦人
満田丈太郎
秋山皓太 ※インジュアリーリスト
鈴木達也
細川一輝
加藤寿一
ジャスティン・ハーパー
内海慎吾
永吉佑也
デイヴィッド・サイモン

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