2021.10.26

【群馬vs SR渋谷】爆発力のある群馬が押し切るか、それともSR渋谷がディフェンスで翻弄するか

元バスケットボールキング編集部。主に国内バスケ(Bリーグ、高校・大学バスケ)を中心に取材活動中。バスケでオウンゴールしたことあります。

群馬クレインサンダーズ vs サンロッカーズ渋谷(@太田市運動公園市民体育館)
10月27日19時5分

 前々節、2試合連続であと2点届かず4連敗を喫した群馬クレインサンダーズは、前節の第1戦にも敗れて5連敗。秋田ノーザンハピネッツとの初戦ではジャスティン・キーナンが今シーズン最多となる28得点で攻撃を引っ張ったが、古川孝敏に30得点を献上したことが大きな敗因となった。しかし、続く第2戦では今シーズン初の100点ゲームでリベンジに成功。21得点のトレイ・ジョーンズ、18得点のアキ・チェンバースを中心に一時35点リードを奪い、リバウンド本数でも17本の差をつけて待望の勝利をつかんだ。

 今節、ホームに戻る群馬が迎えるのは5勝3敗で前を行くサンロッカーズ渋谷。そのSR渋谷は前節、青山学院記念館で宇都宮ブレックスと対戦して1勝1敗。第2戦では第4クォーターで15-27と離されてしまい連勝とはならなかった。だが、初戦は新加入の高橋耕陽が4本の3ポイントシュートを含む20得点を挙げて勝利の立役者になるなど収穫もあった。

 攻撃力を武器とする群馬に対し、ディフェンスに重点を置くSR渋谷の戦いは矛盾対決とも言えるだろう。現在得点ランク1位タイのジョーンズを筆頭に、群馬はインサイドでもオンドレイ・バルヴィンの高さ、マイケル・パーカーの経験値を生かして主導権を握りたい。

 一方のSR渋谷は、伊佐勉ヘッドコーチが「まだどのチームも一人で止められていない」と警戒するジョーンズにどんな策を打ってくるか注目。また、ライアン・ケリーが離脱中のため、インサイドでは西野曜マックス・ヒサタケの奮起も勝利には必要不可欠だ。

文=小沼克年

■ロスター
・群馬(HC:トーマス・ウィスマン)
マイケル・パーカー
トレイ・ジョーンズ
五十嵐圭
杉本天昇
野本建吾
オンドレイ・バルヴィン
笠井康平
菅原暉
アキ・チェンバース
上江田勇樹
山崎稜
ジャスティン・キーナン

・SR渋谷(HC:伊佐勉)
関野剛平
高橋耕陽
ベンドラメ礼生
西野曜
ジェームズ・マイケル・マカドゥ
渡辺竜之佑
マックス・ヒサタケ
広瀬健太
石井講祐
ライアン・ケリー ※インジュアリーリスト
盛實海翔
ジョシュ・ハレルソン
田渡修人

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