2021.11.11

【秋田vs北海道】5勝7敗で並ぶ両軍の対決…秋田はディフェンスリバウンドへの意識を高めたい

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

秋田ノーザンハピネッツ vs レバンガ北海道(@CNAアリーナ☆あきた)
第1戦:11月13日18時5分 第2戦:11月14日14時5分

 勝率5割復帰を目指して戦った前節のアルバルク東京戦は、第1クォーターの8点ビハインドと第4クォーターの34失点が大きく響き、15点差で黒星となった秋田ノーザンハピネッツ。ターンオーバーの少ないA東京から15ターンオーバーを誘発した点は秋田の面目躍如と言えるが、フィールドゴールは6割を超える成功率を許し、それによってディフェンスリバウンドの機会も減った。現在ディフェンスリバウンドはリーグ最少であり、自身のターンオーバーもリーグで4番目の多さと、改善すべき点はまだ多い。

 その秋田に、レバンガ北海道が勝率で並んだ。Bリーグ発足から長く苦しめられてきた千葉ジェッツという難敵に対し、第1クォーターで13-33と大きなビハインドを背負ったが、第2クォーターを7失点に抑えるなど我慢強く戦い、第4クォーターのシーソーゲームを残り57秒のデモン・ブルックスの得点で制した。27得点のブルックスのほか、ショーン・ロングが25得点13リバウンド、寺園脩斗が10得点10アシストと躍動。何より、20点差をひっくり返したことは大きな自信につながる。

 引き続き勝率5割復帰を狙う秋田に対し、開幕4連敗スタートだった北海道も今シーズン初めて勝率5割に届くチャンス。川崎ブレイブサンダースとの第4節第2戦と、宇都宮ブレックスとの前々節第2戦はいずれも63失点と、白星はディフェンスで呼びこんだ。現時点で1勝6敗と分が悪いアウェーの苦手意識もディフェンスで払拭したい。

文=吉川哲彦

■ロスター
・秋田(HC:前田顕蔵)
王偉嘉
大浦颯太
田口成浩
ジョーダン・グリン
アレックス・デイビス
川嶋勇人
伊藤駿
中山拓哉
長谷川暢
多田武史
保岡龍斗
カディーム・コールビー ※インジュアリーリスト
コルトン・アイバーソン
古川孝敏

・北海道(HC:佐古賢一)
橋本竜馬
ナナーダニエル弾
牧全
寺園脩斗
ダニエル・ミラー
中野司
桜井良太
玉木祥護
山口颯斗
ショーン・ロング
デモン・ブルックス
葛原大智

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