2022.01.27

【新潟vs 茨城】課題の攻撃で改善を見せる両軍…ホームの新潟は積極的な姿勢を貫きたい

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

新潟アルビレックスBB vs 茨城ロボッツ(@シティホールプラザアオーレ長岡)
第1戦:1月29日17時5分 第2戦:1月30日15時5分

 東地区最下位の新潟アルビレックスBBと、同10位の茨城ロボッツが今シーズン初対決。下位脱却に向けて、この一戦は負けられない。

 新潟は前節、レバンガ北海道に敗れて26連敗を喫した。相手のインサイドアタックを食い止められず、失点は今シーズン最多となる105点に及んだ。ただ、前々節の信州ブレイブウォリアーズ戦と同じようにリングへ向かう姿勢は見られ、得点は今シーズン最多の85点。フィールドゴール成功率も今シーズン平均の41.9パーセントを上回る、46.2パーセントを記録した。

 一方、茨城は前節、群馬クレインサンダーズに競り勝って連敗を5で止めた。チェハーレス・タプスコットマーク・トラソリーニがそれぞれ22点を挙げ、チーム全体では91得点を挙げた。フィールドゴール成功率も今シーズン平均の42.9パーセントを大きく超える50パーセントだった。

 ともに課題のオフェンスで前節は良い兆しを見せただけに、今節のポイントはディフェンスにあるだろう。平均失点が86.9点の茨城に対し、新潟は83.6点とやや分があるが、警戒が必要だ。特にタプスコットやトラソリーニらの速攻を防ぐことが肝心で、攻撃で上手くいかずとも、すぐに自陣へ戻ることを意識したい。

 対する茨城は、ターンオーバーの多い新潟に対して、平尾充庸鶴巻啓太らが前から仕掛けたいところ。ロスコ・アレン遠藤善らのキックアウトパスを狙って、速攻を出すことができれば2連勝が近づきそうだ。

文=大橋裕之

■ロスター
・新潟(HC:平岡富士貴)
岡本飛竜
星野曹樹
大矢孝太朗
ジェフ・エアーズ
コービー・パラス
木村圭吾
チリジ・ネパウェ
綿貫瞬
納見悠仁
佐藤公威
ロスコ・アレン
池田雄一
遠藤善

・茨城(HC:リチャード・グレスマン)
遥天翼
福澤晃平
脇真大 ※特別指定
多嶋朝飛
チェハーレス・タプスコット
中村功平
髙橋祐二
マーク・トラソリーニ
エリック・ジェイコブセン
ハビエル・ゴメス・デ・リアニョ
平尾充庸
鶴巻啓太
谷口大智

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