2019.11.08

“ボーラー”がストリートバスケの聖地に集結! 「ALLDAY 5ON5 BASKETBALL TOURNAMENT 2019 AUTUMN」開催

代々木公園バスケットボールコートを舞台にストリートボールトーナメントが行われた [写真]=JORDAN BRAND
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 10月26日と27日の2日間、代々木公園バスケットボールコートで「ALLDAY 5ON5 BASKETBALL TOURNAMENT 2019 AUTUMN」が行われた。

 JORDAN BRANDが協賛する「ALLDAY」は2005年8月に初開催。年齢、性別、国籍、キャリア、カテゴリーは一切不問で、完全オープンエントリー制5ON5のストリートボールトーナメントとして毎年行われている。15年目を迎えた今大会は台風の影響で予定日程から順延となったが、男子は大会2連覇中のBLACKTOPをはじめ43チームが参戦。女子4チームによる完全招待のミニトーナメントも催された。

 男子は12分一本勝負の予選トーナメントで7チームに絞られ、大会2日目にはシードのBLACKTOPを含めた8チームによるトーナメントに突入した。決勝はBLACKTOPvsCrayonの一戦。Crayonが6点をリードした前半から一変、後半はBLACKTOPが“4点プレー”を決めるなど反撃に出ると、残り20秒に3ポイントで25-24と1点差まで迫った。会場が大歓声に包まれる中、フリースローで2点差まで広げられた直後に同点弾。土壇場で追いつき、試合は5分間の延長戦に突入した。

 オーバータイムでも白熱した展開が続き、BLACKTOPが先取点を奪えば、Crayonがバスケットカウント。残り26秒に3ポイントで2点差まで詰め寄ったCrayonだったが、リードを守りきったBLACKTOPが最終スコア35-33で大会3連覇を果たした。

延長戦の末、BLACKTOPが大会3連覇を達成 [写真]=JORDAN BRAND

 試合後の取材に応じたBLACKTOPのアメリカ出身のマーテル・バローンさんは「疲れました」と漏らしつつも、「相手が強いとわかっていました。キツイ試合になったけど、『絶対に負けない』という気持ちがあったし、優勝はみんなで戦った結果です」と笑顔。「生活の一部」だというストリートバスケについては、「誰でも気持ちがあればできる。アメリカでは練習がなかったら、絶対にピックアップしに行っていました。今でも時間が許す限り行っています」と語った。

 働きながらバスケットボールを楽しむYOYOGI PARK BALLERSの小田切靖一さんは「いろいろな年齢や国籍の人が集まって、その場でゲームできること」がストリートバスケの魅力と説明。「普段は特に連絡もせずコートに集まって、休日は40人以上も集まることがあります」とも明かした。

 女子決勝では桂葵さん率いる#moonが速攻やバスケットカウント、3ポイントなどで次々と得点を重ね、Sole sistersに33-18で勝利を収めた。名門桜花学園高校(愛知県)で技を磨き、早稲田大学ではインカレMVPにも輝いた桂さんは、総合商社に勤めながら競技を続ける“リーマンボーラー”だ。

“リーマンボーラー”の桂さん [写真]=兼子愼一郎

「仕事をしながらバスケットボールを続けているのは、実はストリートバスケに出会ったからなんです。ALLDAYの成り立ちやストーリーにも魅力を感じていて、バスケ好きな人たちが作ってきたこういう舞台でプレーできるのは本当に感無量です」

 ストリートバスケを始めたのは、3x3で現役復帰した約1年半前のこと。プレーする場所を探していたら出会ったという。「オープンなカルチャーがあって、女でも関係なくピックアップに入れてくれて。最初はなめられることもありますが、やり返すと本気でやってくる。そういった人たちがストリートにいてすごく面白いなと」

 今では「ストリートがなかったら、私の“第2のバスケ人生”がなかった」と言うほど。働きながらバスケを続ける生活にも「大変じゃないです。時間の使い方を考えていて全部が楽しいです」と笑みを浮かべ、「悩みは睡眠時間が少ないことくらいです」と打ち明けた。

 惜しくも初戦で敗退したものの、SCRATCH CREWの一員としてプレーした元日本代表の矢野良子さんは約10年ぶり2回目の参戦。普段は3人制でプレーし「5人制は最近やっていない」と明かしたが、「とても盛り上がっていていいと思います」と大会を振り返った。

2004年のアテネ五輪に出場した矢野さん [写真]=兼子愼一郎

 また、会場では『エア ジョーダン 34 PF』の試履も実施された。大会参加者や観戦に訪れた“ボーラー”たちが八村塁(ワシントン・ウィザーズ)着用モデルに足をとおし、JORDAN BRANDが制作したシューズの中でも最も軽いバッシュの一つと言われる一足を堪能した。

 小田切さんが「履きやすかったし、クッション性やフィット感が良かったです。ドライブなどで重心移動しやすかったです」と言えば、普段からジョーダン ブランドやナイキを愛用しているというバローンさんは「カッコいいし、サポートもしっかりしています。思った以上に軽くて、初めて履くシューズでしたけどしっかり動けました」と感想を口にした。

 矢野さんも「初履きでしたが足が痛くならなくて、問題なくできました。めちゃめちゃ軽いし、デザインもカッコいいと思います」と絶賛。学生時代は「バッシュに選択肢がなかった」という桂さんは、「(テンションが)上がりますよね。シンプルにカッコいい」。「ストリートでやり始めて、“バッシュを選ぶ”こともできるようになった。シューズによって動きも違って、バッシュ初心者ですが新たな楽しみを見出しています」ともコメントした。

会場に設置された『エア ジョーダン 34 PF』の試履ブース [写真]=兼子愼一郎

 試合だけでなく、ダブルダッチクルー『Mrs.Double Dutch』のパフォーマンス、ヒップホップグループ『NITRO MICROPHONE UNDERGROUND』のスペシャルライブ、観客参加型のシューティングチャレンジも行われ、ストリートバスケの聖地は終始盛り上がりを見せていた。