B1リーグに所属する千葉ジェッツは8日、船橋市役所でチームの名称変更に関する記者会見を開き、2017年7月から「千葉ジェッツふなばし」というチーム名で活動していくことを発表した。今シーズンは引き続き「千葉ジェッツ」として活動する。
記者会見には、千葉ジェッツの島田慎二代表取締役と船橋市の松戸徹市長に加え、Bリーグの大河正明チェアマンも出席。会見後には、千葉ジェッツの大野篤史ヘッドコーチと、小野龍猛キャプテンによる決意表明が行われた。
船橋市と千葉ジェッツは昨年5月にホームタウン協定を結び、昨季のホームゲーム28試合中、16試合を船橋で開催。今年は30試合中、24試合が船橋で行われる。千葉ジェッツは昨季、年間の入場者数が10万人を突破。1試合平均は3574人と、NBLとbjリーグの歴代平均入場者数ランキングで日本歴代最多記録を更新した。
松戸市長は「千葉ジェッツの皆さんのがんばり、自治体とのコラボ、体育協会をはじめとして、企業の方々も千葉ジェッツの存在を盛り上げようと頑張っていただいた成果」だと語り、千葉ジェッツの島田代表も、後援会や市民の広報活動を含めた「船橋市の全体的なサポートのおかげ」であることを強調している。
リーグ屈指の観客動員を誇るチームに期待したいのは、やはり“優勝”の二文字。昨季の千葉ジェッツは8位(NBL)に終わりギリギリでプレーオフに進出したものの、善戦およばずクォーターファイナルで涙をのんだ。松戸市長が「初代チャンピオンは、どんな歴史の中にも1チームしかいない。優勝を目指して頑張ってほしい」と語れば、大野ヘッドコーチは「優勝を目標にしないと優勝には届かない。タレントは十分いる。優勝できないポテンシャルのチームではないと思ってます」と意気込む。
千葉ジェッツが観客動員に加えて結果を残すこともできれば、大河チェアマンが「全国36クラブの中でも皆さんがこういうやり方を見習ってやっていくと地域が活性化され、バスケットボールを中心に地域が盛り上がるんじゃないかというくらい良い取り組み」の拡大にもつながるはずだ。