2016.12.03

7連勝中の千葉はチームの完成度が向上、SR渋谷は広瀬を中心に“敵地”での勝利を誓う

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 11月は無敗、現在7連勝中。戦力の充実度を考えると開幕当初はやや低空飛行気味とも言えたが、今の千葉ジェッツはすっかり軌道に乗っている。個々がそれぞれに与えられた役割を果たしていることはスタッツにも表れており、特に得点面は富樫勇樹や小野龍猛、タイラー・ストーンの安定感が際立つ。ヒルトン・アームストロングも得点、リバウンドの両面で相手の脅威となり、チームの完成度は向上。東地区上位の2チームはもう射程圏内だ。

 サンロッカーズ渋谷も、前節は新潟アルビレックスBBとの直接対決を制して中地区3位に浮上。2戦目で伊藤駿のアクシデントと清水太志郎のファウルトラブルでガードがいなくなる不測の事態も、ゲームをコントロールできる広瀬健太を代役に据えてしのいだ。鉄壁のディフェンスと優れた状況判断力を兼ね備える広瀬を中心に、SR渋谷も上位を追撃する態勢が整いつつある。

 SR渋谷が現在も千葉県柏市に練習場を構えていることで、“千葉ダービー”という側面もあるこのカードだが、リーグ最多の観客動員を誇る船橋アリーナはジェッツカラーの赤で染まるはず。完全アウェイに近い状況で、SR渋谷は相手の勢いを止めることができるか。

文=吉川哲彦