JX-ENEOSウインターカップ2016 平成28年度 第47回全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会の男子3回戦が12月26日に東京体育館で行われた。
船橋市立船橋高校(千葉県)と県立四日市工業高校(三重県)の一戦は、前半を終えて33-35と市立船橋がビハインドを背負う展開となった。それでも第3ピリオドに25-14と逆転すると、最終ピリオドでも差を広げ、83-68で勝利を収めた。市立船橋は保泉遼が27点、赤穂雷太が23点と2人で総得点の半分以上を記録。赤穂は21リバウンドと攻守で輝きを放った。
帝京長岡高校(新潟県)は近畿大学附属高校(大阪府)に完勝。第1ピリオドを22-10とすると、以降も相手に一度もリードを許さず、2試合連続で91得点を積み重ね大差でベスト8進出を決めた。敗れた近畿大附属は西野曜が35得点10リバウンドと奮闘するも及ばず。また、帝京長岡が3ポイント成功率31パーセントに対し、近畿大附属はわずか9パーセントとアウトサイドシュートの精度が勝敗を分ける一因となった。
延岡学園高校(宮崎県)vs洛南高校(京都府)は第3ピリオド終了時点で54-45で洛南がリード。第4ピリオドに入ると、試合を決めるべく、洛南は連続ポイントで15点差としたが、ここから延岡学園の反撃に遭う。立て続けに失点を喫し、残り2分で同点に追いつかれて以降は一進一退の攻防に。最後は延岡学園の池浦健太朗にブザービーターを決められ、洛南は67-68で予想外の大逆転負けを喫した。
福岡第一高校(福岡県)は県立広島皆実高校を相手に、序盤からゲームをリード。試合の4分の3を終えて72-43として勝敗をほぼ確定させた。第4ピリオドで17-32と広島皆実の猛攻を受けるも、余裕を持った試合運びで8強入りを果たした。福岡第一の蔡錦鈺はわずか13分間の出場で23得点11リバウンド、バム・アンゲイ ジョナサンも18得点17リバウンドとともに“ダブルダブル”の活躍を見せた。
育英高校(兵庫県)と北陸高校(福井県)の試合は、今大会屈指の乱打戦となった。前半終了時に36-39と北陸が3点差を追う展開となったが、続く第3ピリオドでは31点を挙げて逆転。10点リードからスタートした最終ピリオドでは育英の逆襲を受け同点に追いつかれるも、残り7秒、北陸のシェーク ケイタがフリースローを沈め86-85で辛くも逃げきった。北陸は26点の二上耀をはじめ、4選手が2ケタ得点をマークした。
【3回戦試合結果】
県立四日市工業 68-83 船橋市立船橋
帝京長岡 91-57 近畿大学附属
延岡学園 68-67 洛南
福岡第一 89-75 県立広島皆実
育英 85-86 北陸