“ダブルエース”の活躍で東山が大勝、北陸学院は接戦を制して8強入り/ウインターカップ男子3回戦

優勝候補に挙げられる東山は順当に準々決勝に勝ちあがった [写真]=大澤智子

 JX-ENEOSウインターカップ2016 平成28年度 第47回全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会の男子3回戦が12月26日に東京体育館で行われた。

 土浦日本大学高校(茨城県)は正智深谷高校(埼玉県)と対戦。終始リードを保ち第3ピリオド終了時点で81-51と30点差をつけ勝負を決めた。第4ピリオドに32点を許すも、最終スコア97-83で準々決勝に進出。勝った土浦日大は高原晟也が38得点、杉本天昇が34得点をマークし、チームをけん引した。一方の正智深谷はチームが完敗を喫した中で、山口颯斗が両チームトップの40得点を挙げ意地を見せた。

 東山高校(京都府)は興南高校(沖縄県)戦でスタートダッシュに成功。第1ピリオドで31-15と大きなリードを作り、続く第2、第3ピリオドで10点差まで迫られたが、最終ピリオドで26-13と力の差を見せつけ、ベスト8入りを果たした。東山は岡田侑大が37点、カロンジ・カボンゴ パトリックが31点17リバウンドと、“ダブルエース”が期待どおりのパフォーマンスでチームを引っ張った。

 北陸学院高校(石川県)は浜松学院高校(静岡県)との接戦を制した。序盤から着実に得点を重ねた北陸学院は、ハーフタイム時点で45-31と大きなアドバンテージを得る。続く第3ピリオドも15-15とイーブンで終えたが、迎えた最終ピリオドに風向きが変わる。北陸学院は浜松学院のオールコートプレスに手を焼き、徐々に点差を詰められた。それでも試合をひっくり返すところまでは至らず、北陸学院が苦しみながらも白星を手にした。

【3回戦試合結果】
正智深谷 83-97 土浦日本大学

興南 70-93 東山

浜松学院 68-75 北陸学院

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