福岡第一が延長戦の末に勝利、東山は19点差快勝、総体と同じ決勝カードに/ウインターカップ男子準決勝

福岡第一の重冨友希がチームトップ26得点をマークしチームをけん引した [写真]=大澤智子

 JX-ENEOSウインターカップ2016 平成28年度 第47回全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会の男子準決勝が12月28日に東京体育館で行われた。

 インターハイ王者の福岡第一高校(福岡)は帝京長岡高校(新潟県)とのシーソーゲームを制した。第1ピリオドに7点のビハインドを背負った福岡第一は第2ピリオドで32-35と点差を縮めるも、続く第3ピリオドで再び差を広げられ、45-54の9点差で最終ピリオドに突入。ここで福岡第一が猛攻を仕掛け、開始から2分経たずに逆転、さらに一気にリードを拡大する。ところがここから帝京長岡の反撃に遭い一度は試合をひっくり返されるも、70-70の同点とし延長戦に持ちこんだ。迎えた延長戦は7-7の五分で、さらに再延長へ。最後は福岡第一が王者の意地を見せ、11点差をつけて89-78で決勝進出を決めた。

 準決勝もう1試合は、東山高校(高校総体2/京都府)が堅実な試合運びで北陸学院高校(石川県)を下した。第1ピリオドこそ17-17と互角の展開だったが、以降は東山が第2ピリオドに4点差、第3ピリオドに3点差、第4ピリオドでは12点差をつけて89-70で快勝。東山は岡田侑大が24点、カロンジ・カボンゴ パトリックが22点を記録、敗れた北陸学院もエースの大倉颯太が23点をマークした。

 この結果、ウインターカップ決勝はインターハイ決勝と同一カードとなる福岡第一vs東山となった。

【試合結果】
福岡第一 89-78 帝京長岡

北陸学院 70-89 東山

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