2016.12.31

ターンオーバー数1ケタ同士の対戦、ミスの少ない高レベルのゲームに期待

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 今節は、連勝が止まったチーム同士の対戦がある一方で、その連勝を止めたチーム同士の対戦も組まれているという、面白い巡り合わせとなった。

 元日からホームゲームを開催するアルバルク東京は、連勝中の川崎ブレイブサンダースに土をつけてリーグの主役になった。初戦は出場停止のトロイ・ギレンウォーターの穴を埋められなかったが、翌日は処分が解けたギレンウォーターが憂さを晴らすかのように32得点の荒稼ぎ。さらに田中大貴も30得点を挙げ、川崎の連勝を15でストップした。

 そして新潟も、13連勝中の千葉ジェッツをホームに迎え撃ったが、打ち合いとなった初戦を1点差で制して千葉を止めた。ただ、翌日は100点ゲームを許し、37点差をつけられる大敗を喫している。

 この2チームに関しては、興味深いデータがある。B1の全18チームのうち、1試合平均のターンオーバーが10を切っているのがこの2チームだけなのだ。オフェンスのミスが少なく、確実にシュートに持っていけるチーム同士ということになる。いかに確率良く決められるかと同時に、いかに相手のミスを誘うディフェンスができるかという点も勝敗のポイントになりそうだ。

文=吉川哲彦

BASKETBALLKING VIDEO