2016.12.31

新年初戦に懸ける横浜と過密日程を強いられる京都の対戦、ポイントは京都の守備

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 オールジャパン出場を控えた12チームの中で、京都ハンナリーズには最もハードなスケジュールが待ち受けている。1月4日にその初戦を控えているにも関わらず、直前の2日間に通常のリーグ戦を消化しなければならないのである。遠征先が東京に近い横浜ということだけが幸いだ。

 迎え撃つ横浜ビー・コルセアーズは、オールジャパンへの出場権がない。その分、この2戦は普段以上にハードに戦うことができる。前節のアウェイ栃木ブレックス戦で連敗し、12月も負け越しで終えているだけに、年明け最初の連戦で改めて良いスタートを切りたいはずだ。

 対する京都、前節はホームで1勝1敗。初戦は岡田優介のシュートが15本中2本しか決まらずに敗れたが、翌日はマーカス・ダブが22得点7リバウンド7スティールと大車輪の働き。チーム全体でも18スティールと、得意のディフェンスが機能した。2戦連続で2ケタ得点を挙げた内海慎吾の貢献度も大きい。

 過密日程に臨む京都は、ゾーンディフェンスの多用で体力消耗を抑えることも考えられる。浜口炎ヘッドコーチがどのような戦略を立てるか、普段以上に京都のディフェンスに注目したい。

文=吉川哲彦

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