歴史的な「開幕戦よりも緊張した」琉球の喜多川、チーム敗北も殊勲の2ケタ得点

B.WHITEの一員として先発出場した琉球の喜多川修平 [写真]=山口剛生

 1月15日、「B.LEAGUE ALLSTAR GAME 2017」が国立代々木競技場第一体育館で行われ、B.BLACKがB.WHITEに117-95で勝利を収めた。

 敗れたB.WHITEにはアンソニー・マクヘンリー喜多川修平岸本隆一と、琉球ゴールデンキングスの3選手が参戦。そのうち、最も多くの得点を挙げた喜多川は、Bリーグ初のオールスターへの出場について「スタートで出た時から緊張していた」と振り返った。

 喜多川はスターターとしてコートに立ち、トータル19分29秒出場。「ゲームが進むにつれて体も温まってきて、そこからは自分のいいところが出せた」とのコメントどおり徐々に調子を上げ、2本の3ポイントを含む10得点をマークした。

 琉球は2016年9月22日、23日にアルバルク東京とBリーグ開幕戦を戦った(75-80、53-74で連敗)。会場は同じ国立競技場代々木第一体育館で、NBLとbjリーグが統合されて初めての試合だったこともあり、「歴史的開幕戦」として今回のオールスター以上の注目を集めた。

 その経験があるにも関わらず、喜多川は「開幕戦よりも緊張した」と回想する。開幕戦は「ゲームに集中していた」からプレッシャーを感じなかったが、オールスター出場が決まってからは「緊張しっぱなし」。その理由として「これまでは(オールスターを)見る側で、自分は魅せるプレーがあまり得意ではないから」と話した。

 そのため、オールスターが終わっての感想は「ホッとした」。喜多川は「最初の1本が入って気持ちが楽になった。もっと積極的に打ちたかったけど、初めてだから良しとします」と緊張の糸を解いた。ファン投票で後押したブースターへは「ちょっとはアピールできたかな」と微笑み、「また(来年)選んでいただけるなら、今回の教訓を活かしてもっと積極的にプレーしたい。次は緊張しない、大丈夫」と晴れやかな表情を見せた。

モバイルバージョンを終了