2017.01.21

昨季bjファイナルの再戦、経験豊富なベテランを擁する富山が若手躍動の琉球と激突

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 年明け最初の試合も黒星。中地区最下位に低迷する富山グラウジーズは、いまだ昨季の強さを取り戻せていない。今節の相手は、その昨季にbjリーグファイナルで戦った琉球ゴールデンキングス。敗れて優勝を逃した富山は、今回リベンジを果たして、良いきっかけにしたいところだ。

 前節の三遠ネオフェニックス戦では、リバウンドで相手を大きく上回りながら、3ポイントとフリースローの確率が低く、フィニッシュの精度の差で敗れた。2ケタ得点を挙げた3人はいずれも外国籍選手。やはり日本人選手がオフェンス面で相手にプレッシャーを掛けなければ、勝利を手繰り寄せることは難しい。

 琉球は、ホームでの京都ハンナリーズ戦で、第4クォーターの失点を9に抑えて逆転勝利。最近は岸本隆一に代えて山内盛久をスターターに起用し、田代直希渡辺竜之佑津山尚大といった若手にも多くプレータイムを与えている。現在4連勝中であり、今節に連勝すれば“借金完済”というチャンスだ。

 若手が躍動する琉球に対し、富山が上回るのは選手個々の経験値。場数を踏んできた城宝匡史水戸健史は、昨季味わった苦い記憶を打ち消すためにもハッスルしなければならない。

文=吉川哲彦

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