2017.02.07

20得点10リバウンドの活躍見せるも、三遠チルドレス「まだピークではない」

チームの4連勝に貢献した三遠のジョシュ・チルドレス [写真]=B.LEAGUE
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 2月5日に行われたB1リーグ第18節第2戦で、三遠ネオフェニックス仙台89ERSに73-61で勝利。今節の対戦成績を2勝とし、前節の秋田ノーザンハピネッツ戦から続く連勝を4に伸ばした。

 4日の第1戦では逆転勝利を収めたものの、第1クォーターで大量得点を許し、後半に追いかける展開となった三遠。この日は前半から厳しいディフェンスで仙台にペースを握らせず、試合の大半で10ポイント以上の得点差を保って危なげなく勝利をものにした。

 中でもジョシュ・チルドレスは前日に続きゲームハイの20得点を挙げる活躍。10リバウンドも記録するなどロバート・ドジャーとともに攻守をけん引し、チームを勝利に導いた。チルドレスは「昨日の試合と同じ展開にならないように、強い気持ちで試合に入った」と、序盤から主導権を握ったこの日の試合を振り返った。

 2016年11月23日の富山グラウジーズ戦でBリーグデビューしたチルドレスは、12月3日のアルバルク東京戦では28得点を挙げるなど、出場した16試合で1試合平均15.5得点をマーク。安定した成績を残しているものの、NBAのアトランタ・ホークスやフェニックス・サンズなどで通算391試合に出場したキャリアを考えれば本領発揮とは言い難い。「調子は良くなってきているが、年末にケガをして少しプレーできない期間があったので、まだ完全ではない」と、本人もコンディションが万全とは言えない状況であると口にした。それでも復帰後は全試合で2ケタ得点を挙げ、手応えをつかんでいる。「チームメートとは互いにプレーの特長を理解しつつある。チームの状態は良くなっているし、結束も高まっている」

 三遠は12月に6連敗を喫したものの4連勝で2016年を締めくくり、チルドレスが復帰した年明けからも6勝1敗と好調を維持している。日本代表戦開催に伴うバイウィークを挟み、18、19日の次節は敵地での栃木ブレックス戦。チルドレスは「勝つべき試合をしっかりと勝っていて、試合の終盤も相手を引き離すように得点ができている」と話すと、藤田弘輝ヘッドコーチも「タフな試合になる。(バイウィークで)リフレッシュしつつ、しっかり練習して良い準備をしたい」と強豪との対戦を前に意気込みを語った。

「まだピークではない」という元NBAプレーヤーが終盤戦に向けてトップフォームを取り戻せば、上位チームを相手にもその攻撃力が猛威を振るうはずだ。

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