両チームともにオフェンスがカギ、果敢なアタックで主導権を握りたい

 川崎ブレイブサンダースとの初対戦となった前節は、リーグ首位を走る相手にねじ伏せられた琉球ゴールデンキングス。今節も、やはり初対戦となるサンロッカーズ渋谷をホームに迎える。

 川崎戦はオフェンス面で苦しんだ。1戦目はわずか55得点にとどまり、2戦目は76得点と盛り返したものの、第3クォーターまでは47得点にとどまっている。フリースローを2戦合計16本しか獲得できなかったことが大きかった。

 対するSR渋谷は、レバンガ北海道を相手に1勝1敗。こちらも1戦目は60得点とオフェンスが機能しなかったが、2戦目は伊藤駿が故障明け初の2ケタとなる17得点をマークするなど、5選手が得点を2ケタに乗せて延長戦を勝ちきった。琉球とは対照的に、33本のフリースローを打って27本を決めたのが勝因だ。

 琉球は現時点でのフリースロー成功率がリーグ2位。琉球の成功数と、リーグで最も少ないSR渋谷の試投数が全く同じ464本ということは興味深いが、いずれにしても琉球は普段どおりのオフェンスができれば得点は伸びるはず。一方のSR渋谷は、前節のように相手のファウルを誘うオフェンスを継続したいところだ。果敢なアタックで主導権を握った方が勝利に近づくのは間違いない。

文=吉川哲彦

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