2017.02.18

不安要素を抱える両チーム、富山はA東京の手薄なインサイドを攻略したい

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 1月を3勝2敗と勝ち越し、波に乗りたい富山グラウジーズだったが、前節の京都ハンナリーズ戦は1戦目で87得点を挙げながらも98失点。2戦目は得点が68点に落ちこむ一方で、第2クォーターに32失点と前日に続いて京都のオフェンスを止めることができなかった。さらに、2戦目では、エースの城宝匡史が利き手である右手の指を負傷し、今節の出場は微妙。出場できたとしても、シュートタッチに影響が出る可能性がある。

 ただ、今節の相手であるアルバルク東京には、富山以上に難しい局面が訪れている。トロイ・ギレンウォーターに続いてアンドリュー・ネイミックとの契約を解除。ネイミックはスターター起用された前節で、1戦目は5得点、2戦目は無得点と結果を残せず。チームは1戦目こそ点の取り合いを制したが、2戦目は敗れて東地区首位の座を栃木ブレックスに引きわたしている。チームはすでにジェフ・エアーズトレント・プレイステッドと契約合意しているが、出場は次節以降の見込み。今節のA東京のインサイドは手薄になる。

 富山としては、当然ゴール下を支配したいところだ。外国籍選手に加えて嶋田基志比留木謙司、特別指定選手として加入した小原翼にも期待が掛かる。

文=吉川哲彦

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