2017.02.22

ロシターの決勝3Pで栃木が首位決戦を制す、滋賀は敵地で大阪に勝利/B1リーグ第21節

試合終了間際に決めた栃木ライアン・ロシターの3ポイントが決勝点となった [写真]=B.LEAGUE
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 B1リーグ第21節が2月22日に各地で行われた。

 ロバート・ドジャーを出場停止で欠く三遠ネオフェニックスは、敵地でジェイソン・ウォッシュバーン欠場の横浜ビー・コルセアーズと対戦。第1クォーターは25点を挙げて相手の得点を14点に抑える好スタートを切ったが、第2クォーターは15点、第3クォーターには22点を許して3点差に詰め寄られる。迎えた最終クォーターは点の取り合いとなり、2度同点に追いつかれたが、ジョシュ・チルドレス岡田慎吾らの得点で突き放し、最終スコア85-73の12点差で勝利を収めた。オルー・アシャオルが23得点10リバウンドと今季4度目の“ダブルダブル”を達成し、チルドレスも17得点17リバウンドの活躍を見せ、ドジャーの穴を埋めた。

 敵地のハンナリーズアリーナで京都ハンナリーズと対戦したシーホース三河は、第1クォーターの残り約5分間を無失点に抑えると、この10分間だけで大量35点をマーク。続く10分間はわずか11得点にとどまったが、後半に一挙55点を積みあげ、今季4度目の100点ゲームを演じ101-87で試合を制した。橋本竜馬が8本の3ポイントを含む今季最多の30得点と大暴れした他、金丸晃輔が26得点、桜木ジェイアールが17得点、比江島慎が14得点と日本人選手が総得点の大半を占めた。

 西地区6位の滋賀レイクスターズが同地区3位の大阪エヴェッサを撃破。第1クォーター開始早々にジュリアン・マブンガ並里成長谷川智伸が立て続けに得点を決めて試合の主導権を握ると、続く第2クォーターでは21点をマークしてリードを12点に広げる。第3クォーターは長谷川の先取点に始まり一挙25点を積みあげると、試合終了までリードを許さない安定した試合運びを見せ、84-68の16点差で勝利を収めた。得点ランキング3位のマブンガは14得点にとどまったが、長谷川が今季最多の24得点、クレイグ・ブラッキンズが16得点を挙げてカバーした。

 川崎ブレイブサンダース富山グラウジーズを相手に7点差の辛勝。第1クォーターは篠山竜青の13得点、ニック・ファジーカスの12得点を含む大量31点を挙げたが、その後の3クォーターはいずれも相手の得点数を下回った。前節に続いて辻直人をコンディション不良で欠いたものの、篠山が25得点、藤井祐眞が15得点と代役をこなし、コートに立った11人のうち10人が得点をマークした。

 アルバルク東京と栃木ブレックスによる東地区首位決戦は、栃木が77-76で劇的勝利を収めて首位を堅守。第1クォーターから23-26と点の取り合いが繰り広げられたが、第2クォーターは16-15、第3クォーターは18-14と両チームともなかなか得点を伸ばせない時間が続く。栃木は2点リードで迎えた最終クォーター、開始2分20秒に田中大貴に逆転弾を許すと、直後には竹内譲次に追加点を与え5点ビハインドに。その後も一進一退の展開となり、試合終了残り1分を切ったところで連続得点を決められ4点ビハインドを背負ったが、残り24秒に古川孝敏の得点で2点差に詰め寄り、同1秒に田臥勇太のアシストからライアン・ロシターが3ポイントシュートを沈めて勝負あり。栃木が今季30勝目を手にし、7連勝を達成した。

【試合結果】
横浜ビー・コルセアーズ 73-85 三遠ネオフェニックス

京都ハンナリーズ 87-101 シーホース三河

大阪エヴェッサ 68-84 滋賀レイクスターズ

富山グラウジーズ 88-95 川崎ブレイブサンダース

アルバルク東京 76-77 栃木ブレックス

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