2017.03.10

今季初の岡崎市開催、アウェイ仙台は泥臭いディフェンスで主導権を握れるか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 交流戦最終盤に上位チームとの対戦が続く仙台89ERS。中地区首位の川崎ブレイブサンダース戦に続き、今節は西地区首位のシーホース三河戦となる。

 川崎戦は連敗したが、仙台らしい粘り強さを見せた。1戦目は引き離されることなく食らいつき、延長戦に持ちこんだ。その5分間で17失点を喫したものの、40分間の失点は74点。2戦目も、ニック・ファジーカスの2ポイントを21本中4本に抑えるなどして、76失点にとどめた。川崎の1試合平均得点がリーグ1位の84点台ということを考えると、ディフェンス面は十分な成果があったと言っていいだろう。

 対する三河も、先週は未開催分の第15節を消化した。橋本竜馬柏木真介の司令塔2人が欠場した影響か、2戦とも得点が落ちこんだ。1戦目は58点に抑えた失点も2戦目は87点まで増え、21点差という予想外の大敗を喫した。2ケタ得点差の黒星は今季3度目で、その中でも最大の点差だ。

 仙台としては、三河の得点力低下につけこみ、泥臭いディフェンスで主導権を握れるか。一方の三河は、今季初の岡崎市開催で切り替えを図りたいところ。前節2戦目、スターターの得点が伸びない中で奮闘した森川正明長谷川智也に期待したい。

文=吉川哲彦

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