2017.03.18

“渋谷ダービー”はA東京に軍配、横浜は敵地で大阪に17点差の快勝/B1リーグ第24節

A東京はギャレットの25得点などでSR渋谷との“渋谷ダービー”を制した[写真]=B.LEAGUE
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 B1リーグ第24節第1戦が3月18日に各地で行われた。

 カメイアリーナ仙台で行われた仙台89ERSvs富山グラウジーズは、ラスト10分間で明暗が分かれた。仙台は第1クォーター、小原翼城宝匡史水戸健史の3連続得点などでリズムをつかまれ、9-20と11点のビハインドを背負う。それでも、続く第2クォーターは21-20、第3クォーターは22-24と徐々に点差を縮め54-62の8点差で第4クォーターへ。すると最終クォーター残り7分56秒、ウェンデル・ホワイトの得点を皮切りに5連続得点を挙げ、同4分51秒に66-66の同点に追いつく。その後は一進一退の攻防が続き70-72で迎えた同1分40秒、ホワイトがこの日3本目となる3ポイントシュートとインサイドで得点を重ねこれが決勝点に。最終クォーターを21-10とした仙台が75-72で見事逆転勝利を収めた。

 サンロッカーズ渋谷アルバルク東京の“渋谷ダービー”はA東京が第1クォーターのスタートダッシュで勝負を決めた。最初の10分間でA東京は松井啓十郎が3本の3ポイントシュートを決めるなど27得点を積みあげ、守ってはSR渋谷をわずか3得点に抑えて試合の主導権を握る。続く第2クォーターは18-20とするも、第3クォーターで22-20とし、試合の4分の3を終えて67-43と24点のリードを得る。ラスト10分も相手を上回る28得点を積みあげ、最終スコア95-63で完勝を収めた。A東京は両チームトップとなる25得点を挙げたディアンテ・ギャレットを筆頭に、計6選手が2ケタ得点をマークするなどチーム力の差を見せつけた。一方、渋谷SRは第1クォーターの出だしの悪さが最後まで響き、ホームで接戦に持ちこむこともできず大敗を喫した。

 東地区首位をキープする栃木ブレックスは敵地で滋賀レイクスターズ相手に100点ゲームで圧勝した。第1クォーター、栃木は竹内公輔が11得点、古川孝敏が8得点を挙げる活躍を見せ26-13とする。さらに、第2クォーターに入っても開始早々から6連続得点などで一挙35点を積みあげ61-26とし、前半だけで35点差と早くも勝負を決める。後半に入っても17-15、25-16と攻撃の手を緩めることなく終わってみれば103-57の46点差で白星を手にした。滋賀はホームで栃木の攻撃力を前に為す術なく3連敗となった。

 横浜ビー・コルセアーズは西地区3位の大阪エヴェッサに快勝した。第1クォーターは15-22とリードを許すも、第2クォーターで23-17とし1点ビハインドで前半を折り返す。第3クォーターも相手を上回る25点を積みあげ63-59で最終クォーターを迎える。最後の10分間では大阪の得点を14点に抑え、攻めては細谷将司ジェフリー・パーマー湊谷安玲久司朱の3連続3ポイントシュートなどで大阪を突き放し、最終スコア90-73で勝利した。横浜は細谷や川村卓也など計5選手が2ケタ得点をマークし、的を絞らせない攻撃を見せ9試合ぶりに白星を手にした。

 琉球ゴールデンキングスはホームで三遠ネオフェニックスと対戦。試合開始早々、琉球はレイショーン・テリーの3ポイントシュートを含む3連続得点で先制すると、20-15の5点リードを奪い第1クォーターを終える。しかし、第2クォーターは16-16、第3クォーターは13-15と拮抗した展開となり49-46で勝負はラストの10分間へ。第4クォーター、琉球はテリーが同クォーターだけで16得点を挙げる活躍を見せ、残り2分50秒で7点リードを奪う。同59秒にオルー・アシャオルの得点で3点差まで詰め寄られるが、最後までリードを守りきり、最終スコア70-67で接戦をものにした。琉球のテリーは総得点の半分以上となる42得点を挙げる活躍を見せチームを勝利に導いた。

【試合結果】
仙台89ERS 75-72 富山グラウジーズ

サンロッカーズ渋谷 63-95 アルバルク東京

滋賀レイクスターズ 57-103 栃木ブレックス

大阪エヴェッサ 73-90 横浜ビー・コルセアーズ

琉球ゴールデンキングス 70-67 三遠ネオフェニックス

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