2017.03.24

CS進出マジック1の栃木はディフェンス好調、仙台は外国籍選手がカギを握る

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 オーバーカンファレンスゲームでリーグ最高タイの19勝5敗と、強さを誇示した栃木ブレックス。チャンピオンシップ進出マジックも1となり、残る15試合は東地区1位だけでなく、リーグ全体の1位を目指す戦いとなる。

 前節の滋賀レイクスターズ戦は、1戦目が前半だけで61得点を挙げる圧勝。2戦目は第3クォーターに最大21点差を付けられながらも、第4クォーターに激しいプレッシャーで相手のミスを誘い、残り1分を切ったところで試合をひっくり返した。2戦合計で相手に38ものターンオーバーを誘発したディフェンスは、さすがの一言に尽きる。

 対戦相手の仙台89ERSは、富山グラウジーズ戦を1勝1敗で終えた。1戦目は第1クォーターで背負ったビハインドを第4クォーターに逆転。しかし2戦目は富山のオフェンスを止めることができず、24点差の完敗だった。2戦を通じて佐藤文哉の活躍が光った一方、グレッグ・マンガーノがわずか計7得点とブレーキしたのが痛い。

 外国籍選手の3人がそれぞれの役割を果たしている栃木に対し、仙台はマンガーノの奮起が必要。最近5試合連続で自身の平均得点を下回っているチリジ・ネパウエも、ペイントエリアの得点を増やしたいところだ。

文=吉川哲彦

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