2017.03.25

A東京は今節にもCS進出決定の可能性、アウェイの秋田は“大物食い”の再現なるか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 東地区首位の栃木ブレックスを1ゲーム差で追う状況は変わらないが、チャンピオンシップ進出マジックを2としたアルバルク東京。下位との対戦となる今節で決めることができるか。

 サンロッカーズ渋谷との前節1戦目は第1クォーターで27-3と相手の出鼻をくじいて大勝。2戦目は外国籍選手の3人が合計17得点と苦しんだが、最後はディアンテ・ギャレットのブザービーターで白星を拾った。松井啓十郎が2戦合計24得点と、大事な終盤戦に差し掛かって本領を発揮しようとしている。

 A東京のホームに乗りこむ秋田ノーザンハピネッツは、名古屋ダイヤモンドドルフィンズに連勝と、交流戦を良い形で締めくくった。ディフェンスが機能した1戦目とは対照的に2戦目は失点がかさんだが、延長の末に振りきったことは大きい。レオ・ライオンズが2戦合計42得点をマークし、2戦目では安藤誓哉田口成浩も20得点オーバーの活躍を見せた。

 今節で連勝すれば残留プレーオフ圏外脱出が見えてくる秋田。互いに外国籍選手が入れ替わっているが、アウェイでのA東京戦では11月に1勝をもぎ取った。その試合のように日本人選手が得点に絡めば、“大物食い”の再現も十分可能だ。

文=吉川哲彦

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