2017.03.31

西地区優勝の三河は狩俣が好調、京都は籔内らガード陣のタフなディフェンスが必須

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 シーホース三河の西地区優勝が早くも決まった。チャンピオンシップ進出一番乗りは中地区首位の川崎ブレイブサンダースに譲ったものの、西地区の2位以下が大混戦になっていることも手伝って、地区優勝では三河が先んじることとなった。

 もちろん、地区内対戦成績の良さがその要因の1つ。交流戦が終わり、地区内対戦は本格的に再開したばかりだが、西地区内で19勝4敗と他を圧倒している。前節も、2戦とも5人が2ケタ得点を挙げる破壊力で、今季まだ土をつけられていない大阪エヴェッサに連勝。今節も京都ハンナリーズという今季5戦すべて勝ってきた相手だ。

 その京都は、勝率で並んでいた琉球ゴールデンキングスとの1戦目に敗れたが、2戦目は第4クォーターに岡田優介モー・チャーロの活躍で逆転し、1勝1敗でしのいだ。その結果、大阪を含めた3チームが勝率で並び、名古屋ダイヤモンドドルフィンズを1ゲーム差で追う。

 三河は橋本竜馬の代役としてスターター出場している狩俣昌也が好調。三河の攻め手を減らしたい京都としては、狩俣をどう抑えるかがポイントになる。前節2戦目で今季初めてスターター起用された籔内幸樹を含むガード陣にタフなディフェンスが求められる。

文=吉川哲彦

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