2017.04.21

連勝で勢いづく大阪は外国籍選手の活躍に期待、琉球はディフェンス面を改善できるか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 大阪エヴェッサにとって、前節の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦を連勝できたことは大きい。西地区2位に浮上しただけでなく、2位奪回へ後がない状態だった名古屋Dを大きく引き離したからだ。今節は、1ゲーム差の3位につける琉球ゴールデンキングス戦。残り7試合のうち4試合を占める琉球との戦いが、大阪の明暗を分けることになる。

 名古屋D戦はエグゼビア・ギブソンジョシュ・ハレルソンが得点とリバウンドで本領を発揮。特に2戦目は、残り3秒で逆転された直後にハレルソンのタッチダウンパスをギブソンがリングにねじこむなど、最後の1分の攻防でこの2人が勝利を手繰り寄せた。

 今節対戦する琉球ゴールデンキングスは、シーホース三河に連敗したことで大阪に2位の座を譲った。三河との1戦目は最後まで落ちなかった相手の得点ペースについていけず、2戦目は第4クォーターの32得点で追いあげたものの、わずか3点届かなかった。

 連勝で2位に返り咲きたい琉球としては、ディフェンスの改善が最重要課題。外国籍選手を徹底マークするか、それとも要所で得点に絡む日本人選手を抑えにいくか。選手の働きはもちろんのこと、伊佐勉ヘッドコーチの戦略も見どころの1つだ。

文=吉川哲彦

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