2017.04.24

SR渋谷のアキ・チェンバース、攻守に奮闘し川崎撃破の立役者に

攻守両面で活躍し、13得点6リバウンド2スティールを記録したアキ・チェンバース [写真]=B.LEAGUE
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青山学院大学とサンロッカーズ渋谷が企画するメディアプログラム『青山学院大学×サンロッカーズ渋谷』。青山学院大のマスコミ系クラブ、サークル、公認愛好団体に所属する学生を主な対象とした同プログラムで、井口典夫ゼミナールの海老原遥さん(総合文化政策学部)が4月23日に行われたB1リーグ第29節第2戦のSR渋谷vs川崎ブレイブサンダースを取材し、原稿を執筆した。

 4月23日に青山学院記念館で行われたB1リーグ第29節第2戦のサンロッカーズ渋谷vs川崎ブレイブサンダース。SR渋谷は中地区1位の川崎を84-71で下し、80-87で敗れた第1戦のリベンジを果たした。

 試合後、「彼にはディフェンス、リバウンドを拾うこと、スペースを作ること、走ることを求めている。そういった意味ではしっかりと役割を果たしてくれた」と、BT テーブスヘッドコーチが語ったとおり、アキ・チェンバースのディフェンスは以前よりもレベルアップしていた。

「出だしからいつも以上に、マークマンに対するディフェンスをハードにしていこうと思っていた」と意識の高さを示したアキ。川崎戦では、スクリーンプレーを仕掛けられても簡単に引っ掛かることなく、自分のマークマンにつき続け、相手を抑えた。「まずは1対1で、責任を持って守ろうという思いはある。スクリーンが来る前に自分の視野に(スクリーナーを)入れて、対応しようと意識しているので、そこはうまくできたと思う」と自身のプレーを振り返った。

 いいディフェンスから自身のペースを作りあげたアキは、オフェンスも絶好調。スティールから速攻を繰りだし1対1を仕掛け、リバウンドシュートでは相手からファウルをもらい得点を積み重ねた。また、ロバート・サクレとの連係プレーも垣間見え、特にインサイドアウトでパスをもらう状況が増えたことで、外角からのシュート本数も多くなった。サクレも「それぞれの役割やタイミングを少しずつ共通認識できるようになっている。シーズンの中でも今が一番チームとして良いバスケットができている」と、周りとのコンビネーションが良くなっていることを口にした。

 取材の最後、アキは「ディフェンス面はオフェンス面と比べると、自分のスキルよりも自分の努力や気持ちの部分が大事なので得意」と強みを語った。この強みを全面に出して、残りの試合も彼らしいプレーを見せてくれるだろう。

主催:サンロッカーズ渋谷
協力:青山学院大学、バスケットボールキング、渋谷新聞、渋谷のラジオ

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