2017.09.30

日本代表センター2人が対決、太田敦也を相手に永吉佑也は存在をアピールしたい

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 京都ハンナリーズはポイントガードの仕事ができる選手が大量に抜け、チーム再編成を余儀なくされた。ガードの層が薄くなったことは否めないが、ジュリアン・マブンガ(元滋賀レイクスターズ)や永吉佑也(元川崎ブレイブサンダース)といった即戦力を獲得できたことは好材料。また、過去に京都に在籍して浜口炎ヘッドコーチの薫陶を受けた片岡大晴(元仙台89ERS)と綿貫瞬大阪エヴェッサから期限付移籍)を呼び戻したことも良い方向に働くはずだ。

 その京都の開幕節の相手は三遠ネオフェニックス。大量に抜けたガードの1人、川嶋勇人が加わったチームであり、川嶋はいきなり古巣のホームに凱旋することになる。チームはNBA経験豊富なジョシュ・チルドレス(現デンバー・ナゲッツ)を手放してしまったものの、代わってやはりNBA経験のあるスウィングマン、カルティエ・マーティン(元ウィンディシティ・ブルズ)を獲得。中地区2位でチャンピオンシップに進んだ昨季からのさらなるステップアップを目論んでいる。

 このカードの見どころとしては、オフに日本代表活動をこなした2人の対決が挙げられる。一貫してスターティングセンターを務めた三遠の太田敦也に、3番手のセンターとして東アジア選手権に出場した永吉が挑むという構図。永吉は東アジア選手権の後に代表メンバーから外れているだけに、太田を上回る活躍で存在をアピールしたいところだ。

文=吉川哲彦

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