10月14日、15日に青山学院記念館で行われたB1リーグ第3節で、サンロッカーズ渋谷が待望のホーム2連勝を飾った。
最終クォーターに逆転して勝利を収めた第1戦に対し、第2戦はディフェンスに重きを置いて試合を進めて名古屋ダイヤモンドドルフィンズを撃破。試合後、勝久ジェフリーヘッドコーチは「ホームで2連勝できてうれしく思う」と胸をなで下ろし、「選手がディフェンスをタイトに締めてくれた。そこから人とボールがよく動いて、いい流れを作れた」と、21失点に抑えた後半の出来を振り返った。
また、キャプテンの伊藤駿は「やりたいことをできた試合」と評価。「ディフェンスでもオフェンスでも、自分たちの目指べきバスケを各選手が表現してくれた」。ただ、シーズン開幕前に取り組んでいた戦術から変更点もあるようで、「(今は)みんなの特徴を出していけるバスケに切り替えている」(伊藤)ところだといい、「チームの出来はまだまだ」とコメントした。
それでも、ロバート・サクレやジョシュ・ハレルソンのインサイドに頼りすぎることなく、第2戦では清水太志郎、伊藤、ベンドラメ礼生などのガード陣もチャンスを演出。チーム全体でバランス良く得点を重ねたことも勝利につながった。
「足が止まる時間が多いこと」、「もっと全員がリングにアタックすること」を課題に挙げた伊藤。10月20日、21日は昨季レギュラーシーズンで2勝6敗と苦戦した川崎ブレイブサンダースと顔を合わせるが、「付け入る隙はある。(相手は連戦で)タフな1週間になると思うので、構えるのではなく、自分たちのバスケにチャレンジしたい」と意欲を示した。