2017.10.21

横浜国際プールでの今季初ホーム戦、サビートの働きが苦境を乗り越えるポイント

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 横浜ビー・コルセアーズが早くも苦境に立たされている。前々節で湊谷安玲久司朱がアキレス腱断裂の重傷を負い、前節の直前にはジェイソン・ウォッシュバーンも戦線離脱。2人を欠いたアルバルク東京戦は2戦とも得点力不足を露呈し完敗を喫した。ゾーンディフェンスはある程度の成果があったものの、リバウンドが2戦ともに30個を切るなど課題はやはりペイントエリアにありそうだ。

 今節はホームアリーナの横浜国際プールでの今季初開催だが、迎える相手はシーホース三河という難敵だ。前節は、1戦目で富山グラウジーズの粘りに苦しみながらも2点差でしのぎきると、2戦目は前日相手を下回ったリバウンドを支配して18点差の快勝。橋本竜馬が欠場したが、松井啓十郎が1戦目に移籍後初出場で14得点。また、ダニエル・オルトンが2戦目で16得点17リバウンド3ブロックとポテンシャルを発揮している。

 横浜にとって厳しい相手であることは確かだが、インサイドの課題を改善することができれば拮抗した勝負に持ちこむことも可能。前節2戦目で16得点7リバウンドを記録し、コンディション向上の兆しを見せているハシーム・サビート・マンカの働きが大きなポイントになる。

文=吉川哲彦

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