千葉ジェッツとレバンガ北海道による注目の一戦、ガード陣の出来が試合の行方を左右

 今季も行われる平日開催。第5節に組みこまれた1回目は9カードすべてが地区内の対戦となる。その中でも注目が高まっているのが、千葉ジェッツレバンガ北海道の顔合わせだ。

 初めてピンク色のユニフォームで前節のホームゲームに臨んだ千葉は、大阪エヴェッサと1勝1敗。2戦とも第1クォーターにオフェンスが停滞し、ディフェンスも崩れた1戦目は敗戦を喫した。2戦目は第2クォーターで攻守とも立て直し、富樫勇樹の31得点などで雪辱を果たした。

 一方の北海道は、2戦とも接戦となった新潟アルビレックスBBとの試合で連勝した。1戦目はオンザコート1のクォーターで大きくリードされたものの、第2クォーターと第4クォーターでは得点を量産。2戦目も第4クォーターに30得点と、勝負の懸かった終盤にオフェンスを機能させた。

 6勝2敗で並ぶこのカードは、オフェンスを司るガード陣の出来が試合の行方を左右するだろう。富樫のオフェンス力は言うまでもないが、前節は北海道も多嶋朝飛伊藤大司の活躍が試合を決めた。前節で2戦とも試合の入りに失敗している千葉は、その反省を活かせるか。北海道は、前節2戦目で効果のあった多嶋と伊藤の2ガード体制で先手を取りたいところだ。

文=吉川哲彦

モバイルバージョンを終了