2017.10.25

今季昇格組がB1の舞台で初対決、西宮ストークスは大塚勇人が起爆剤になれるか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 昨季B2優勝の西宮ストークスと、B2最高勝率を挙げながら優勝を逃した島根スサノオマジック。今季の昇格組が、第5節でB1での初対決を迎える。

 前節の滋賀レイクスターズ戦、西宮はB1初勝利を挙げた勢いで滋賀から主導権を奪い、梁川禎浩の16得点などで1戦目を勝利。2戦目は、第3クォーターに相手の控え選手に対して受け身になってしまい、16点差を付けられて敗れた。谷直樹コナー・ラマートの得点は安定し、ドゥレイロン・バーンズのオールラウンドなパフォーマンスも徐々に上がっているのは好材料だ。

 島根は、西地区首位を走っていた琉球ゴールデンキングスから大きな2勝をもぎ取った。1戦目はディフェンスで先手を取ったのが功を奏し、2戦目は我慢の展開から第4クォーターにスパート。ジョシュ・スコットが連日の“ダブルダブル”を達成したほか、2戦目で山本エドワードが15得点、渡邊翔太が12得点と、ガード陣が得点力を発揮した。

 琉球を2戦計125得点に封じた島根のディフェンスは、西宮を苦しめるだろう。期待の新戦力として8試合中6試合でスターターを務めながら、出場時間が1試合平均約11分間にとどまっている大塚勇人がオフェンスの起爆剤になれるか。

文=吉川哲彦

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