12月4日、東京都内のシアターGロッソにて、『B.LEAGUE ALL-STAR GAME 2018 ファン&メディアイベント』が開催された。
昨シーズン、国立代々木競技場第一体育館で開催され、富樫勇樹(千葉ジェッツ)がジャスティン・バーレル(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)に抱えあげられてのダンクを披露するなど、エンターテイメント性たっぷりな演出で大きな話題となったBリーグオールスター。今季は『がんばるばい熊本 がんばるばい日本』をキーワードに、2018年1月14日に熊本県立総合体育館で行われる。
リーグ発足後2回目となるオールスターのファンイベントには、B.BLACKにファン投票で選出された田臥勇太(栃木ブレックス)、馬場雄大(アルバルク東京)、竹内公輔(栃木)、竹内譲次(A東京)、田中大貴(A東京)が登壇。続いて、B.WHITEに選出された富樫、篠山竜青(川崎ブレイブサンダース)、張本天傑(名古屋D)、須田侑太郎(琉球ゴールデンキングス)、アイラ・ブラウン(琉球)がステージに姿を見せ、両チームのスター選手が出そろうと、この日、イベントに招待されたファンから大きな歓声が上がった。
オールスターへの意気込みを問われた田臥は「(昨季の)富樫のダンクには勝てないと思うので、僕以外のスタートのメンバーはダンクができますし、今年はダンクの数で上回りたい」と笑顔で答えた。また、このオールスターの取り組みとして、B.WHITEのインスタグラム担当を任され、イベント中も首からスマートフォンをぶら下げて、終始シャッターを切り続けていた篠山は、コメントをするたびに会場の笑いを誘うなど、達者な話術をふんだんにアピール。B.BLACKのインスタグラム担当の馬場が「あまり気を使わずに先輩方をドンドン撮っていきたいと思います」と生真面目に答える様子とは対照的で、この“インスタグラム対決”もオールスターの大きな見どころの一つになりそうだ。
イベントは、オールスターアンバサダーに就任したタレント、おのののかさんが、“インスタ映え”する写真の撮り方を選手にアドバイスしたり、ファン参加型のシュート対決を行ったり、終始和やかな雰囲気で進行し、年明けに行われるバスケットボールの祭典への期待値の高まりを感じる内容となった。イベントの最後を締めたBリーグの大河正明チェアマンは「来年1月14日は2回目のオールスターを開催します。今後はいろいろな地方に、Bリーグのオールスターは回って行こうと思っています。様々な地域でお楽しみいただければと考えています」と、今後の開催方針を披露。また、試合日当日に東京の恵比寿で開催されるライブビューイングについて、「普通のパブリックビューイングでは体現できない会場をBリーグは用意しています」と語り、BリーグのICTパートナーである富士通の最先端テクノロジーを活用した新しい取り組みに自信を見せた。
常に新しい取り組みや刺激を意識し、成長を続けるBリーグ。2回目の開催となる熊本でのオールスターゲームでは、どんな新鮮な驚きが待っているのか。夢の競演に相応しい想像を超えるエンターテインメントを期待したい。