2017.12.15

オフェンス面が目立つ両チーム、互いの戦術にどう対応するか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 サンロッカーズ渋谷との東地区2位争い直接対決を1勝1敗で終え、2位の座を守った千葉ジェッツ。1戦目は外角シュートが今一つだったことでオフェンスに意識が偏ってしまったが、2戦目は攻守ともにきっちり立て直し、リーグ最少失点のSR渋谷から105点を奪う33点差の大勝。6人が2ケタ得点を挙げ、加入後初出場のレオ・ライオンズも13得点をマークしている。

 リーグ全体の首位に立つシーホース三河と相まみえた川崎は、1戦目で黒星。高確率の外角シュートと30個にのぼったアシストは川崎の勝ちパターンだったが、同じく高い得点力を誇る三河にディフェンス面の課題を露呈し、残り2秒で手痛い3ポイントを被弾した。しかし2戦目は序盤から相手を快調に引き離し続け、今季最少の58失点でリベンジ。相手のシューティングスランプに助けられた側面はあったが、ディフェンス面を改善できたことはいいきっかけになる。

 今季初対決となるこのカード。オフェンス面が目立つ両チームだが、前節の結果が示すように、ともにディフェンスへのフォーカスが第一だ。ペイントエリアはもとより、千葉のピック&ロール、川崎の速いパスワークに互いがどう対応するかに注目したい。

文=吉川哲彦

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