2017.12.16

滋賀レイクスターズvsレバンガ北海道は、インサイドの攻防がカギを握る

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 滋賀レイクスターズとしては、琉球ゴールデンキングス戦の連敗は悔やまれる結果だった。1戦目は20点差を付けられる完敗だったが、2戦目は第3クォーター時点でリードしただけに、ディオール・フィッシャーオマール・サムハンがそろってファウルアウトしたのが痛かった。そんな中でも並里成の存在感はますます光り、最近10試合中9試合で7アシスト以上。1試合平均6.9アシストまで伸ばし、ランキング1位に躍りでている。

 その滋賀と今節激突するレバンガ北海道は、名古屋ダイヤモンドドルフィンズを相手に1勝1敗。グレゴリー・ウィッティントンを欠く中、激しく主導権が入れ替わった1戦目は延長でマーク・トラソリーニダニエル・ミラーがファウルアウトしてしまった。2戦目は序盤から相手に流れを渡さず、10点差で雪辱。1戦目では川邉亮平が15得点5アシスト、2戦目では関野剛平が22得点と若手の活躍が目を引いた。

 北海道はウィッティントンをインジュアリーリストに登録。インサイドのアドバンテージを活かしたい滋賀では、昨季に比べ得点とリバウンド両面で安定感を増しているファイサンバの働きが、ゴール下の最後の砦として試合の行方に影響を与えそうだ。

文=吉川哲彦

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