2017.12.16

連敗は避けたい大阪エヴェッサ、古巣と初対戦する藤高宗一郎の奮起が不可欠

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 西宮ストークス戦の連勝で目を覚ましたかに見えた大阪エヴェッサだったが、前節はアルバルク東京に歯が立たず、再びトーンダウン。特に1戦目は3ポイントが2本のみ、リバウンドも23本と少なく、わずか55得点で44点差をつけられる屈辱的な敗戦だった。西地区4位の座はキープしているが、連敗すれば他チームの結果次第で最下位に逆戻りする可能性もあり、今節は東地区3位につけるサンロッカーズ渋谷が相手とはいえ1勝は挙げておきたいところだ。

 そのSR渋谷は、千葉ジェッツとの1戦目でリーグ最少失点のディフェンス力を遺憾なく発揮して先勝。オフェンス面でも25アシストを記録し、ジョシュ・ハレルソンは22得点で久しぶりに高い能力を誇示した。しかし2戦目はまさかの105失点で、連勝が10でストップ。長期離脱が判明した広瀬健太に加えて、長谷川智也が負傷で2戦目を欠場したのも気がかりだ。

 藤高宗一郎にとっては、昨季まで3シーズンを過ごした古巣との初対戦。シーズン序盤に比べてこのところ下がり気味のパフォーマンスを上げる良いきっかけになるはずだ。ジーノ・ポマーレ熊谷尚也の負担が減らない状況を打破する上でも、藤高の奮起は欠かせない。

文=吉川哲彦

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