2017.12.23

リーグトップのリバウンド力を誇るSR渋谷がサイズのあるA東京と今季初対決

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 連勝が「10」で止まり、ケガ人も多発している状態でありながら、前々節に連勝を果たしたサンロッカーズ渋谷。前節の栃木ブレックス戦も前半で相手を16得点に封じ、残り1分を切った土壇場で同点に追いつかれたものの3点差で逃げきった。ベンドラメ礼生はベンチに下がった時間がわずか32秒だったが、最後まで高いパフォーマンスを維持。現在5試合連続でスターターに名を連ねている菊池真人も、移籍後初の2ケタ得点となる17得点で勝利の原動力となった。

 今節は、同じ東地区でここまで唯一対戦がなかったアルバルク東京と戦う。そのA東京は川崎ブレイブサンダースに敗れ、今季5敗目。アレックス・カークが開幕24試合目にして初の1ケタ得点に抑えられ、チームオフェンスが機能しなかった。SR渋谷とは2勝差となり、この直接対決で連敗すれば開幕から守り続けていた地区首位の座を明け渡す可能性がある。

 SR渋谷はリバウンドが攻守ともリーグ2位で、トータルでは1位。しかし、相手がA東京となると、特に日本人同士のマッチアップでアンダーサイズになる。菊池や満原優樹はもちろんのこと、ガード陣もボックスアウトを徹底できるかどうかが大きなカギになりそうだ。

文=吉川哲彦

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