2017.12.23

スミスとバッツによる重量級マッチアップに期待、京都は三河をロースコアに抑えたい

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 12月20日、西地区首位の琉球ゴールデンキングスを下し、京都ハンナリーズがその差を1つ縮めた。1点ビハインドで迎えた第4クォーターで必死に追いすがり、残り5秒にジュリアン・マブンガのドライブで激戦に決着をつけた。マブンガはこの試合9得点に終わっているが、ここぞという時に勝負強さを発揮。伊藤達哉も11得点7アシストと、司令塔として試合をしっかりと組み立てたことも勝因の1つだろう。

 一方、中地区首位を独走中のシーホース三河は同日、三遠ネオフェニックスに黒星を喫した。序盤からリードは保っていたものの第4クォーターで競り合いとなり、逆転を許した。桜木ジェイアールはあわやトリプルダブルという数字を残したが、3ポイントシュートが不発だったことに加えてアイザック・バッツがわずか1得点に終わり、1試合平均得点でリーグ1位を誇るオフェンスが影を潜めた。

 このカードの見どころは、ジョシュア・スミスとバッツのマッチアップだ。ともに体格を生かしたローポストアタックの破壊力が持ち味で、現在10試合連続で2ケタ得点を記録中のスミスはインサイドの軸として計算できる存在だが、京都としてはハイスコアな展開は避けなければならず、バッツに対するハードなディフェンスもスミスに求めたいところだ。

文=吉川哲彦

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