2018.02.09

大阪エヴェッサの主軸となった熊谷尚也、古巣との一戦で勝利を呼びこめるか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 開幕5連敗から始まった苦しいシーズンだが、前節の西宮ストークス戦の連勝により西地区3位まで順位を上げてきた大阪エヴェッサ。同2位の京都ハンナリーズまではまだ7勝差があるが、どこまで迫ることができるか興味深いところだ。

 西宮戦は、1戦目が相手を57得点に抑えるディフェンスの勝利。2戦目は前半、後半ともに50得点以上を挙げるオフェンスで相手をねじ伏せた。キース・ベンソンが1戦目で17得点14リバウンド、2戦目で31得点と爆発したほか、復帰戦となったエグゼビア・ギブソンも1戦目で18得点、2戦目で19得点と新戦力がチームに勝利をもたらした。

 今節の相手は栃木ブレックス。その栃木はシーホース三河に連敗を喫し、再び東地区最下位に逆戻りとなった。2戦とも遠藤祐亮が得点面で貢献し、チームの得点も80点近くまで伸びたが、相手のファウルを誘うことができず、そこで差をつけられてしまった。1戦目が4点差、2戦目が3点差という僅差だっただけに、なおのこと悔やまれる。

 熊谷尚也にとっては初めての古巣戦。チームの要となった姿をかつての同僚にも見せつけることができれば、昨季栃木に連敗した大阪に価値ある勝利を呼びこむことも可能だ。

文=吉川哲彦

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