2018.02.16

日本人選手好調の栃木ブレックス、ホームで連勝し島根スサノオマジックをシーズン負け越しに追いこめるか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 大阪エヴェッサに連勝して再び“貯金生活”に入った栃木ブレックス。今節の島根スサノオマジック戦も“貯金”を増やすチャンスだが、第2節に1敗を喫している油断できない相手でもある。大阪戦は危なげない試合運びだったと言えるだろう。1戦目は相手をわずか48得点に封じる圧勝。喜多川修平が移籍後最多の23得点を挙げたほか、田臥勇太も20試合ぶりとなる2ケタ得点。2戦目は失点が増え、第3クォーター終了時で同点だったが、最後の10分で突き放した。この試合では竹内公輔渡邉裕規が2ケタ得点、鵤誠司が2戦連続で10得点と、最近は日本人選手が日替わりで得点を伸ばしている印象がある。

 一方、島根は横浜ビー・コルセアーズに痛い連敗。1戦目は積極的に攻めた波多野和也の活躍で競り合ったが、第4クォーターでターンオーバーから連続失点を喫した。2戦目は前半につけられた点差を最後まで挽回できず。オフェンスリバウンドが23本にのぼったわりには得点が伸びなかった。

 ともに勝率で最下位と並ぶ地区5位だが、島根は連敗すればシーズン負け越しが確定するという苦境。前節から加わったジーノ・ポマーレが、チームに活力をもたらすことを期待したい。

文=吉川哲彦

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