2018.03.10

ディフェンシブな両チーム、三遠ネオフェニックスは太田敦也と鹿野洵生が攻撃のカギ

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 負傷した大石慎之介の残り全試合欠場が3月2日に発表された三遠ネオフェニックス。しかし前節は島根スサノオマジックに対してしっかりと勝ちきり、不安を一掃した。1戦目では鹿野洵生が久しぶりに得点を2ケタに乗せたほか、川嶋勇人が5アシスト4スティールと攻守両面で貢献。ウェンデル・ホワイトを出場停止で欠きながらも、相手を54得点に封じこめた。2戦目は後半に劣勢に立たされたが5点差で逃げきり勝利。太田敦也は2戦連続で2ケタ得点を挙げ、このところ得点面での貢献度が増している。

 しかし今節は、琉球ゴールデンキングスという非常に難しい相手を迎える。前節の大阪エヴェッサ戦は、1戦目で3ポイント成功率を5割に乗せて快勝。得点が伸び悩んだ2戦目はディフェンスで相手を圧倒した。チームとしてはターンオーバーが多いのが気になるが、石崎巧のパフォーマンスがいいのはプラス材料だ。

 失点数がリーグ最少の琉球のディフェンス網を突破するのはどのチームにとっても容易ではないが、三遠も中地区では最も失点数が少ないディフェンスチーム。ロースコアゲームに持ちこんだ上で、太田や鹿野らが琉球のディフェンスに風穴を開けられればチャンスが広がるに違いない。

文=吉川哲彦

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