2018.03.15

注目はデービスとジョイスのマッチアップ、ガードの攻防も見ものに

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 東地区首位の座を射程圏に捉えた川崎ブレイブサンダース。前節は西宮ストークスをホームに迎え、1戦目は89失点とディフェンスが乱れたものの、96得点とオフェンスの好調を維持して勝利を収めた。藤井祐眞ジョシュ・デービスは1戦目に続いて2戦目も得点を2ケタに乗せ、チームも99得点で快勝。これで6連勝となり、最近10試合は9勝1敗とスパート態勢に入った感がある。

 今節、川崎が迎え撃つのは滋賀レイクスターズ。京都ハンナリーズと戦った前節は、1戦目で23個ものターンオーバーを犯して敗れたが、2戦目はオフェンスがかみ合い93得点でリベンジした。並里成は2戦計39得点をマークし、最近5試合中4試合が20得点以上とすごみを増してきている。

 この顔合わせはガードの攻防が興味深いが、注目したいのはデービスとベンキー・ジョイスのマッチアップ。プレースタイルの異なる両者には、フリースローが苦手という共通点がある。ただ、デービスが前節の2戦で11本中10本を決めたのに対し、ジョイスは14本のうち4本しか成功していない。川崎はファウルが少なく、滋賀はファウルが多いというデータもあり、ジョイスのより一層の奮起が滋賀には必要だ。

文=吉川哲彦

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