2018.04.13

ラストスパートをかけたい富山グラウジーズ、外国籍選手と大塚裕土の活躍に期待

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 第27節を終え、ワイルドカード2位の枠に位置している栃木ブレックス。その当落線を挟んで3勝差につけていたレバンガ北海道との対決は、1戦目で粘る相手を振りきって4点差の白星を挙げたが、終始接戦となった2戦目は第4クォーターに相手のオフェンスを止めきれず6点差で敗れた。ただ、3勝差から突き放すことはできなかったものの、対戦成績を4勝2敗と勝ち越して優位を保ったことも確かだ。

 一方、中地区2位争いに絡む富山グラウジーズも、三遠ネオフェニックスとの1勝差をひっくり返すべく直接対決に臨んだ。試合は1戦目を1点差で落としてしまったが、2戦目は7点ビハインドで迎えた第4クォーターに相手を5分以上無得点に抑えこんで逆転勝利。順位の入れ替わりは逃しながらも、栃木と同様に直接対決を4勝2敗と勝ち越して終えたことは、今後に向けて大きな意味を持ってくる可能性がある。

 ラストスパートをかけたい富山は、昨季王者の栃木との対戦を波に乗るチャンスと捉えなければならない。昨季の対戦で1勝を挙げており、苦手意識もないはず。再び栃木に土をつけられるかどうかは外国籍選手のインサイドアタックの強さと、得点への意識が高まっている大塚裕土の働き次第だ。

文=吉川哲彦

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