2018.04.20

互いのプライドを賭けた一戦、ルーズボールへの執念で上回るのはどちらか

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 東地区首位の千葉ジェッツまで4勝差という状況は変わっていないが、同2位のアルバルク東京との差は1つ縮まって2勝差。川崎ブレイブサンダースにもまだ地区2位以内の可能性は十分にあり、第29節と第30節のホームゲーム4試合は大きな分かれ目になる。その川崎と6勝差で逆転が厳しくなった栃木ブレックスも、今節は「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2017-18」進出決定の可能性があるため負けられない。

 前節の三遠ネオフェニックス戦はディフェンスが機能して連勝。2戦を通じて外国籍選手3人が相手の得点源をよく守り、リバウンドにもしっかり飛びこんだ。2戦目では辻直人が10アシストをマークし、10得点と合わせて“ダブルダブル”を達成している。

 栃木も、富山グラウジーズに苦しめられながらも連勝で乗りきった。特に苦戦した2戦目は2ポイントシュートの成功が9本にとどまり、10本決めた3ポイントを下回るという珍しい現象も発生。しかし22本のオフェンスリバウンドと、フィールドゴールより多い21本成功のフリースローが効いて4点差で逃げきった。

 昨季のファイナルで激突した両者は、今季の対戦成績が五分ということもあり、互いにプライドを賭けて戦うはず。ルーズボールへの執念でどちらが上回るか。

文=吉川哲彦

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