2018.05.05

ともに来季への足掛かりに、ベンドラメ礼生と橋本拓哉のマッチアップは要注目

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 勝率で並び、敗れたほうが東地区最下位に近づくという重要な一戦は、サンロッカーズ渋谷に軍配が上がった。レバンガ北海道との前節は第1クォーターの6点リードを第2クォーターに失う息詰まる展開から、第3クォーターに広瀬健太の活躍で一歩前に出て、最後は5点差で逃げきった。対戦成績も4勝2敗と勝ち越し、再び勝率で並んでも順位で北海道を上回るため、今節1勝でも挙げれば東地区最下位を免れてシーズンを終えることになる。

 対する大阪エヴェッサも、琉球ゴールデンキングスを延長戦の末に撃破した。4点ビハインドで迎えた第4クォーターはシーソーゲームとなり、残り4秒に決めたエグゼビア・ギブソンの得点で同点。延長もギブソンの得点でリードし、最後は16得点の今野翔太が試合を締めた。昨季最終節の直接対決まで西地区2位を争った琉球を相手に、今季最後の対戦は全く異なる立場での顔合わせとなったが、B1残留という結果を残して意地を示した格好だ。

 ともに今季最後の試合となる今節は、来季の逆襲に向けた足掛かりにしたいところ。チームの未来を担うであろうベンドラメ礼生橋本拓哉はマッチアップの可能性もあり、大いに火花を散らしてほしい。

文=吉川哲彦

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