2018.05.27

岩手ビッグブルズに東京八王子トレインズが挑む一戦、不安要素を払拭して入替戦を制するのは

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 B2所属の2チーム(東京エクセレンス、鹿児島レブナイズ)がB2クラブライセンスを取得できなかったことで昨季は中止となり、これが初開催となる「B2・B3入替戦 2017-18」。B2全体最下位の岩手ビッグブルズに、B3から推薦を受けた東京八王子トレインズが挑む。

 今季の岩手は10月から1月にかけて24連敗を記録。シーズン途中でヘッドコーチを交代し、今季B1でもプレーしたローレンス・ブラックレッジジャマール・ソープを獲得するなど手は打ったものの、いずれも特効薬とはならず。最後も12連敗で終えてわずか7勝止まり。オフェンス面の数字が軒並み低く、1試合平均得点はリーグで唯一70点を切った。

 一方の東京八王子は3つのステージ(ファースト、レギュラー、ファイナル)をすべて制する“完全優勝”。合計51勝11敗という堂々たる成績だ。ただ、B2のレギュレーションで行われるこの一戦では、外国籍3人がエントリーされ、帰化申請中のエドワード・モリスはアシスタントコーチとしてベンチ入りすることが決まった。加えてシーズンMVPの大金広弥が負傷で欠場決定と、普段どおりの戦い方ができない懸念もある。

 とはいえ、試合間隔が空いた岩手の試合勘も気になるところ。途中HC代行も務めた永田晃司や、昨季B1の舞台を経験した菅澤紀行がチームを引っ張ることができるか。

文=吉川哲彦

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