2018.06.25

並里成が3年ぶりに琉球ゴールデンキングスへ復帰…岸本隆一、橋本竜馬との“PGトリオ”結成へ

琉球との選手契約合意が決定した並里[写真]=B.LEAGUE
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 琉球ゴールデンキングスは6月25日、並里成との2018-19シーズンの選手契約が合意したことを発表した。

 沖縄県出身でポイントガードを務める並里は、福岡第一高校から、スラムダンク第1回奨学生としてサウスケント大学に留学。帰国後は2009年からリンク栃木ブレックス(現栃木ブレックス)、2011年から2015年には琉球、2015-16シーズンは大阪エヴェッサでプレーし、昨シーズンより滋賀レイクスターズに加入した。在籍2季目となった今シーズンは、出場した59試合で先発を担い計719得点(1試合平均12.2得点)に加え、B1リーグ2位となる438アシスト(同7.4アシスト)を挙げたが、4日付けで契約満了により自由交渉選手リストに公示された。

 琉球への復帰が決まった同選手は、クラブの公式HPにて「三年ぶりにキングスに戻ってくることになりました。これまで積み重ねてきた経験、さらにパワーアップした並里成を、皆様にお見せできたらと思っています。チームのために全力でプレーして行きますので、皆様の応援をよろしくお願いします!」とメッセージを送った。

 また、琉球は並里の入団に際し、21日に加入した同ポジションの橋本竜馬、キャプテンの岸本隆一のことも踏まえて以下のようにコメントした。

「並里選手の紹介は改めてするまでもありません。圧倒的なドリブル、圧巻のボディコントロール、変幻自在のアシスト、、、これらの能力の全てをキングスの勝利の為に出し尽くすという強い想いで帰沖します。 その一番の証が、誕生したばかりの岸本隆一橋本竜馬という新コンビを、さらに『トリオ』に変えてしまった並里成の決断です。周囲からすれば、3人の起用法や出場時間のゆくえ等、気がかりなことばかりでしょうが、対照的に当事者の3人は、自チームが強くなることを何よりも願い、この状況を驚くほどポジティブに受け入れています」

「難しさは、佐々HCの采配にも重くのしかかりますが、敢えてこの状況を自ら望んだのはヘッドコーチ自身でもあります。簡単な判断ではありませんでしたが、この可能性にチャレンジしなかったとしたら、そんな後悔ほど悔やめない事はありません。 プロ選手が出場時間を求めることは当然であるものの、一方でチームとして勝ち上がってゆくためには、様々な自己犠牲が伴います。すなわち、与えられた役割と時間の中で、チームに最大限貢献することです。 3人に限らず、チームメイトにもコーチにも難しさはつきまとうでしょうが、それを超越したところに、キングスが辿り着きたい、もう一つ上の世界が拓けているはずです。 琉球ゴールデンキングスへの応援を、改めてお願い申し上げます」

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