2018.09.09

後半に最高のパフォーマンスを見せたシーホース三河、茨城ロボッツを31点差で撃破

終わってみれば三河の圧勝だったが、前半から白熱した展開だった[写真]=鳴神富一
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 9月8日(土)豊橋市総合体育館で開催された「B.LEAGUE EARLY CUP 2018 TOKAI」2日目では、5位決定戦とシードチームも出場した準決勝2ゲームの合計3ゲームが開催され、多くのファン・ブースターが会場に詰めかけて声援を送った。

 準決勝2ゲーム目は昨シーズンB1中地区優勝のシーホース三河に対して、B2の茨城ロボッツがチャレンジをする対戦となった。前半は一進一退の攻防を見せ、茨城のゲームプランでゲームは進んでいく。ディフェンスで激しいプレッシャーをかけ続け、相手に好きなようにプレーさせなかったという様相を呈した。しかし、後半になると三河のB1トップを誇る実力がコート上に表現され、一気に相手を突き放していく。特にオフェンスで昨シーズンのハーフコートでの良さに加えて、走って早い展開で得点を獲得していくスタイルも披露され、パワーアップした三河と見たような感じであった。後半で一気にペースを握った三河の圧勝、95-64のスコアで決勝進出を決めた。

 圧倒的なスコアでの決勝進出を決めた三河の鈴木貴美一HCは「今シーズン公式戦で出だし硬くてチグハグなプレーもあったけど、徐々に自分たちのディフェンスから走る展開もたくさん出て、いい形で試合を終えたと思う。ミスも少なかったし、ディフェンスから速攻やアグレッシブにリングにアタックする事もできた。後半にしっかりとゲームにアジャストした、いいゲームだった。新加入選手も持ち味を出して納得の行くプレーをしてくれたと思う。今シーズンはタイムシェアをしながらチーム力全体を上げていくイメージで考えている。今日はしっかりと全員が良さを出してくれた。非常に今後に向けて楽しみだし、シーズン戦うに向けて良いゲームだったと思う」と明るい表情でゲームを振り返ったのである。

 日本代表でも活躍し、既にシーズンインしている様子の今シーズン期待のかかる西川貴之選手は「チームとしても初めての公式戦だったので、どうなるか分からない部分もたくさんありましたし、難しいゲームになるのは分かっていた。なんとか後半突き放して勝てることができて良かった。もう休みなくプレーしているので、逆にシーズン中くらいのコンディションや既にでき上がっているイメージだと感じている。今シーズンは昨シーズン以上に攻めの気持ちを持ってプレーしないといけないし、自分がやるんだという気持ちでプレーしたい。明日も相手はすごく力のあるチームなので、しっかり我慢して優勝を掴み取りたい」と力強く語ってくれた。

例年以上に攻め気でシーズンに挑む西川(中央)[写真]=鳴神富一

 前半食らいついていったが、後半に力の差を見せつけられた茨城の岩下桂太HCは「前半はプラン通りだった、後半に入って相手の個の力にやられた。特にペイントエリアでの攻防は勝敗を分けたと思う。B1のチームと戦えて、後半は特に力の差を感じた。やはり今シーズンの目標達成もそうだけど、将来的にB1で常に戦って優勝するチーム作らないといけないので、今回の経験を糧に次のゲームも臨みたい。B1のチームと戦って相手の高さを感じたけど、カール・バプティスト選手は負けていないなと感じた。あとはガード陣のスピードやディフェンスでの頑張りもB1でも通用する手応えを感じた。こういう経験はアーリーカップでしか経験できない。その中で次の三遠戦は相手のホームだし、ある意味自分たちはヒール役じゃないけど、そういう存在かなと。やってやろうという気持ちが強い。それと目の前の一つ一つのプレーででチャレンジをして、今日以上の収穫を得たい」と既に次のゲームへの闘志を見せている様子だった。
 
 持ち味のスピードで相手ディフェンスを翻弄し、ゲームをコントロールしていた平尾充庸選手は「純粋にプレーしていて楽しかったですし、駆け引きなど個の力が全然違うと肌で感じて、得ることの多いゲームだった。やはりその個の駆け引き部分で差が出たのかなと感じていて、シュートの精度は全然違っていた。自分たちはプレッシャーを掛けているけど、それは相手にとっては常日頃の状態だからすごく良い勉強になったし、楽しかった。次もB1相手なので自分たちは相手の胸を借りるつもりの気持ちでプレーしたい。勝ちたい気持ちはあるけど、それ以上に得るものがあると思う。個人的には今日はミニバス時代の後輩び生原秀樹選手と戦えて、次は大学時代からやりあっていた川嶋勇人選手と再び戦える、もう楽しみでしかない」とこのアーリーカップ自体を非常に楽しんでいる様子だった。

持ち前のスピードでゲームをコントロールした平尾[写真]=B.LEAGUE