9月9日にブレックスアリーナ宇都宮で行われた「B.LEAGUE EARLY CUP 2018 KANTO」の決勝戦は、大会2連覇を狙うアルバルク東京が終盤に逆転し、72-70で勝利を収めた。
試合は4点を追う残り43秒、栃木の渡邉裕規がアレックス・カークのユニフォームを引っ張ったという判定でアンスポーツマンライク・ファウルを宣告され流れが傾く。「最後のあのアンスポで『チャンスが来た』と皆んなで話していました」(小島元基)との言葉どおり、カークが与えられた2本のフリースロを沈めて2点差とすると、次の攻撃で小島が値千金の3ポイントを決めた。
チームを勝利へ導いた小島は試合後、最後の場面を「安藤(誓哉)さんのピックプレーから、ディフェンスがアレックスにカバーに行った瞬間に『自分にくるな』という準備はしていました。しっかり決まって本当に良かったなって感じです」と振り返った。
今大会は日本代表候補メンバーの離脱に伴い、8名で優勝を手にしたA東京。「体力がなくなってきて、ミスが多くなりながらも我慢して粘った試合だった」と話した一方で、「練習からこの8人で本当にハードにやってきましたし、優勝する自信は全然ありました」と力強く語った小島。最後は、Bリーグ開幕前となる27日からの国際大会「FIBA Asia Champions Cup 2018」へ向け、「やるからにはもちろん優勝を目指します。そのあとのレギュラーシーズンにもつながるような試合にしたい」と意気込み、会見場を後にした。